shin-1さんの日記

○始まる時間と終わる時間

 友人「若松さん。その会議は何時に終わる予定ですか。会議が終わってからお会いしたのですが」。私「そうですね、午後7時からの会議で午後9時には終わる予定と書いていましたので、それから車を走らせても30分で到着しますので、午後9時30分に○○という喫茶店でお会いしましょう」と連絡を取り合い、何人かの人を集める算段をしたのです。

 やがて午後7時からの会議は予定通り始まりましたが、会議が少し混乱して前に進まず、初めての会議で、しかも発言した手前出るに出れず、ズボンのポケットに入れた携帯電話のバイブが振動しっぱなしで、イライラが募りました。会議は大幅に遅れ、次の会への参加は30分以上も遅れて午後10時10分に到着し、10人ほどの皆さんにえらい迷惑をかけてしまいました。

 私たちは始まる時間はえらい気にして会議を持ちます。最近はどの会合も随分マナーがよくなって、時間に遅れることは殆どなくなりましたが、それでも集まらない人を待ち続け「今日は天気がいいから集まらない」「今日は天気が悪いから集まらないと、集まらない理由を天気のせいにしている所も少なからずあるようです。しかし始まる時間は厳守するのに昨日の会議のように終わる時間を厳守しない会合にはうんざりすることもあるのです。

 今は市町村合併で行政区域が広域化し、伊予市内といいながら双海町満野などだと市役所本庁まで来るのに1時間近くもかかる所だってあるのです。午後7時に会合を始めると午後6時には自宅を出なければなりません。農家の人などは農繁期ゆえ夕食を食べてくるような暇はありませんから、会合が終わり自宅に帰って夕食を食べるとなると10時以降にしか夕食にありつけないのです。私の場合はそんなことは日常茶飯事ですからどおってことはないのですが、少し考えさせられる会合の結末でした。

 次回の会議を昼にするか夜にするか、これも議論になりました。ある先生の意見だと招聘する事務所の先生は夜には出張扱いにならないから午後だと主張します。私は委員になっている人のことを考えて夜にして欲しいと主張しました。どちらも正しい主張なのですが、役所が常識だと思っていることが案外住民側から見れば非常識なことが多いいことも事実です。

 会議の持ち方だけでもこのくらい意見が食い違うのですから、ましてや会議の中身となると利害関係が絡んで議論百出です。結局時間切れ持ち越しとなってしまいましたが、開会時に「今日の終わる時間は午後9時の予定です」と皆さんに周知した方がよかったのかも知れません。まあこれから葉終わる時間を守る習慣もしっかりと身につけたいものです。

 私は40分も遅刻し次の会に望みました。私が夕食を済ませていないことを知って、私が到着するまでお預けにしていた皆さんには本当にご迷惑をかけてしまいました。

 午後10時過ぎから始まった次の会は遅れて始まりましたが、11時という予定をしっかり守って閉会しました。「今夜は遅くなると妻に言って出かけていたので、妻は12時だというのに起きて待ってくれていました。

  「始まりの 時間守るが 終わる時 案外守らず イライラしきり」

  「聞くほどに 安請け合いを 恥じながら さてこれからの 忙し思う」

  「ああそうか 今頃気付く 非常識 当たり前だと 思っちゃ困る」

  「こんな俺 飯も喰わずに 待っていて くれたかみんな 悪い悪いね」

 

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shin-1さんの日記

○草刈りシーズン到来

 逞しさの代名詞のようにいわれる雑草がどんどん伸びて、放っておいたら草に埋もれてしまうほどになるため、このところ少しの時間を取って草刈りをしています。庭もなくましてや家庭菜園もない都会の人から見れば、「エッ、草刈りって何?」といわれそうですが、田舎は春から初秋にかけての半年間は草との戦いに明け暮れるのです。昔は家々に牛やヤギなどの家畜を飼っていて、その雑草は貴重な家畜飼料となっていたのですが、その様なこともなくなって、草は単なる邪魔物になってしまって、人々の暮しを圧迫しているのです。特に高齢化の進む農家では草刈りという重労働をになう人が少なくなり、「耕して天に至る」と形容された段々畑は次第に姿を消しているのです。

 それでも鎌一丁で草を刈った昔に比べれば、軽くて使いやすい草刈機の出現は草刈りに革命をもたらしました。片手でも軽々と持ち上げられるほど軽量になった草刈機は安いものであればホームセンターだと三万円程度で買えるようなので、今では誰もが重宝して使っているようです。わが家にも古いものが3台くらい残っていますが、調子のよいもの、使い勝手のよいものを酷使して使うため、もうお払い箱でいうことを聞かないようです。今私が使っているのはむ10年間も使っている古い型のものですが、案外エンジンの調子がいいので助かっているものの、まるでダダをこねる赤ん坊のように時々いうことを聞かなくなったりしますが、その都度農機具やさんに修理をしてもらいます。「若松さん、この草刈機は文化財になりますよ」と、「もうそろそろ新しいのを買ってください」と言わんばかりにそれとはなくカタログを渡してくれるのですが、命あるものは使うという鉄則なので、農機具屋さんも今では諦めているようです。

 草刈機にとって替え刃は重要なのですが、最近は安くて体に優しいチップソーなどという替え刃が出回り、昔の二枚刃や三枚刃のように石を跳ねるような危険なものは殆ど使わなくなりました。何年か前までは草刈をする前日には替え刃をグラインダーで2~3枚研ぎ、1時間おきに休憩して替え刃を交換したものです。草刈りに必要なのは目をカバーするゴーグル形式のメガネを着用しなければならないのですが、夏の朝が滴る時などは煩わしく、今では殆ど使っていませんが、時折小石を放て体に傷が付いているのを見て、危ないと思うのです。怪我してなんぼの世界でもないので、メガネだけはと思いつつ、昨日もメガネなしで半日草刈りをしました。

 昨日は家の周りの草刈りをしました。途中の休憩時間を差し引くと実労時間は僅か2時間ほどでしょうが、草刈機を調整したり、時には近所の人が草刈機のエンジン音に気が付いて見に来たりするため9時から始めて12時までかかってしまいました。

 昼食に帰った妻が、「まあお父さん綺麗になって、まるで散髪をしたようじゃねえ」と褒めてくれました。褒められると嬉しいもので、草刈りの苦労も報われたというものです。

 最近は草枯らしなどの散布が主流を成しているようですが、「安全だ」といいつつ草が枯れるくらいだから「危ない」と思って、草枯らし剤の散布はしないようにしています。でもいいことと出来ることは違うので、そのうち草刈りが出来なくなったら草枯らし剤のご厄介にならなければならないかも知れません。ふとベトナム戦争にアメリカ軍が使った枯葉剤で多くの犠牲者が出たことを思い出しました。

  「今年また 草刈り時期を 迎えたり 汗をかきつつ そこのけばかり」

  「まあ綺麗 褒めてくれるは 妻ばかり 嬉しくなって 少し胸張り」

  「草刈りも 少々しんどく なりました 帰った息子 『盛がでるねえ』?」

  「昨年の 予定表見る 草刈と 小さく書いて 記録留めて」


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