○家を出る時必ず確認する持ち物
家を出かけるとき必ず確認する持参品の順番が随分様変わりしてきました。今は何と言っても携帯電話です。自由人になって誰からも束縛されない生活が4年半も続いているのに、役場に勤めていたころの癖は直らず、携帯電話を持っていないと何かソワソワするのです。確かに昔と比べ携帯電話に依存する回数は徐々に増え、私のように余程のことがない限り携帯電話でメールを発信しなくても、また携帯についている様々な機能を使わなくても、「まさかの時」の連絡用として今や携帯電話は必需品ナンバーワンなのです。毎月一回携帯電話の利用料が銀行で自動引き落としされ、NTTから請求書・領収書として送られきますが、それを詳しく見るでもなくたとえ間違って請求されても、余程のことがない限りそのまま無視されやり過ごされてしまうのです。
妻が管理する銀行口座の預金通帳を見ながら、まあ自動引き落とし金額の多いこと、電気代、電話代、水道代、税金、○○、××と無造作に銀行口座から引き落とされ、カードやインターネット購入などを使わずキャッシュで暮らしている私たちでも、暮らしにお金がいる時代だということをしみじみ思うのです。
まあそれはさておいて、携帯電話は便利な道具であることは間違いありませんが、現代人は少し携帯依存し過ぎのようで、携帯を使い過ぎて腕が痛くなったりしびれたりする、携帯電話側腕症なる病名がお目見えしているようです。先日も携帯電話でメールををしながら踏切に侵入し特急しおかぜに跳ねられ大怪我をした高校生の事故が新聞に載っていました。
携帯電話とともに必需品は運転免許証と名刺入れです。どんなに近くでも今は車で移動するので、免許証は必ず携行しなければなりません。私は余程のことがに限り小物を入れるセカンドバックは持ち歩きません。私的な外出以外はご存じ木になるカバンを提げていますが、運転免許証はいつも背広の内ポケットに名刺入れとともに入れて持ち歩きます。最近になってやっと名刺入れの役割が少し落ちてきましたが、それでも名刺入れも私にとっては重要な持ち物なのです。私の似顔絵入りの名刺は今も人気で年間千枚をこえますが、もうそろそろ名刺への依存を辞めたいような心境です。でも去年一年間にいただいた名刺は相当数にのぼり書棚の一角にうず高く積まれているのです。
財布はハンケチ、腕時計と同じくらいの必要度です。コーヒーを飲まない私は喫茶店や外食店に入ることは殆どなく、買い物も殆どしないため財布は旅に出る時以外は必要頻度が低いのです。財布のチェックは妻がしてくれ、私の財布には講演などで遠方へ行く時を除けば三万円が常備金額です。この歳になると若い人たちとたまにお昼御飯を共にした時くらいはええ格好をしたいし、若い人たちもそれを期待しているようなので小盤振る舞い程度の気を付けるよう妻から言われているのです。
まあこんな具合ですが、そうそう大事な持ちものを忘れていました。デジカメです。これは毎日ブログを書くことを日課にしている私には必需品で、その重要度は携帯電話をしのぐ勢いです。お陰さまでこの4年間、自分の暮らしを写真と文章で記録することができているのです。これからもデジカメは私の大切な友達なのです。
「胸ズボン、あちらこちらを 触りつつ 持った持ったと 確認外へ」
「携帯と デジカメそれに 免許証 財布二の次 時々忘れ」
「持ち物を 忘れることより 大切な 記憶を忘れ これはいかんなー」
「携帯を 無造作入れた ポケットで バイブ振動 驚き我に」