○播磨地区漁協女性部連合会50周年記念講演に招かれて
昨日は久しぶりの雨でした。家を出る時も車を降りた時も雨は降っていなかったので、車の中に雨傘を置いたまま岡山行きの特急しおかぜに乗り込みました。途中川之江辺りから雨がポロポロ降り出し、車窓を濡らし始めて傘を忘れたことに気づくのですからお粗末な話です。岡山で新幹線のぞみに乗り換え姫路に到着しましたが、そのころから本降りになって、駅前のコンビニで一本500円の傘を買い求めて傘のご厄介になりました。
この日の朝はどういう訳か松山までの道路が空いていたのと、信号が殆ど青の男時だったため、松山駅へ早く着き過ぎ一便早い特急しおかぜに乗れたのです。「そうだ世界文化遺産姫路城を見学しよう」と急に思い立ったのです。その見学の様子は次号に譲るとして、昨日の姫路行きは播磨地区漁協女性部連合会発足50周年の記念講演に招かれたのです。そもそものきっかけは、漁協女性部の会長さんはじめ何人かが数年前に双海町へ視察研修に来られましたが、その折富岡さんに頼まれてその方たちに私が説明やお話をしたのです。その話が面白くてためになったからもう一度とオファーがかかったのです。
基より私は家が元漁家で私の母も下灘漁協婦人部の部長を6年間もやりました。私自身も宇和島水産高校を卒業後家業である漁業を7年間やり船に乗っていました。役場では3年間でしたが産業課で水産を担当し、また現在は愛媛海区漁業調整委員などをやっていて、漁業のことはかなり詳しと自負をしているし、ましてや漁業女性部の地域づくり活動は随分なじみが深いので引き受けることにしたのです。
昨日の会場は姫路駅から歩いて20分足らずの所にありました。その会場はラヴィーナ姫路という結婚式や結婚披露宴専用の会場だったのです。私も全国の様々な場所に出向いて講演をしますが、漁協女性部の会議に結婚式専用の会場を使う粋な計らいは今まで見聞きしたことがなく、一瞬会場に入って戸惑いましたが、いやあ素晴らしいの一言でした。
担当の立田さんとはメールや電話で何度も対応しましたが、JF兵庫信漁連の若い素敵な女性で、流調な大阪弁といよりは播磨弁にすっかり惚れ込んでしまいました。
昨日の講演は2時からの予定でしたが、記念式典の時間が押していて、結局2時20分からのスタートとなりました。新幹線の復路の切符を手配済みで16時発のため3時35分までぎりぎり話しました。会場の雰囲気は最高で、楽しい笑いがあちことから聞こえて、演壇に跳ね返る反応の良さに一人酔い知れお話をさせてもらいました。
今世の中は何処へ行っても不景気な話ばかりです。特に京阪神は思わぬ豚インフルエンザで観光も消費もいまいちだと出会う人は口々に不満を漏らしていました。こんな時代だからこそもっと笑って暮らさなければならないのです。
帰り際追いかけてきたある女性が、「久し振りにいい話を聞いた。感動した。ありがとう」と言葉を投げかけてくれました。後ろ髪引かれる思いで会場を後にタクシーに乗り込み、姫路駅、岡山駅、瀬戸大橋、松山駅、自家用車と乗り継ぎ、予定通り9時前に自宅に着きました。玄関に入り「ただいま」といえば、中から妻が「お帰りなさい。早かったね。疲れたでしょう」とねぎらいの言葉をかけてくれました。幸せを感じた一瞬でした。
「縁あって 姫路くんだり ノコノコと 俺にゃあ不似合い 結婚会場」
「いい話 聞いたと追っかけ 声かけた おばちゃんおおきに 大阪弁で」
「新郎の 控える部屋が 控室 新郎になった ような錯覚」
「元気だね 浜のおばちゃん 着飾って お光物が どこか不似合い」
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昨日のできごとを描いていただき大変ありがとうございます
お褒めの言葉までいただき光栄でございます
来賓の中で またお話を聞きたいと言う声を聞いておりますので 再会できることを祈っております