shin-1さんの日記

○高知県の坂本龍馬に会いに行きました②

 高知といって思い出すのは四万十、足摺岬、日曜市、はりまや橋、よさこい踊り、カツオのタタキ、桂浜、室戸岬など沢山ありますが、やはり何といっても桂浜に建っている坂本龍馬の銅像でしょう。太平洋に向って立つ姿は見るものを圧倒するような姿で、この銅像の前に建つ度に自分にも何か出来そうな、そんな夢を抱かせてくれるのです。

 桂浜への道は案外混むので、そんな煩わしさが大嫌いな私は高知県へ来ることが度々あるにもかかわらずもう何年もこの地を訪れていません。しかし今回はゴールデンウィークの真っ只中で、混雑が予想されるにもかかわらず息子の誘いに乗ってシブシブ日曜市の場所からカーナビを入力して立ち寄ろうとしました。しかしながら案の定桂浜付近は大渋滞で、一寸刻みのノロノロ状態の大混雑で、僅か1キロの道を1時間もかかってしまいました。それでも大渋滞を予想していた息子はいたって平気で、「正月はもっと混む」と涼しげな表情です。妻は横の助手席でぐっすりお休み、私はイライラしながら息子に携帯で「混雑しているがどうする」と再三再四連絡を取り合うも、取り合ってくれないのです。それでも車は牛歩の如くあゆみを続け午後3時過ぎに少しお疲れモードで到着しました。

 それでも駐車場から龍馬の銅像まで、アイスクリンを食べながらの女性人と泣きべその孫を抱っこして歩きました。竜馬の銅像に「お久しぶり」と心の中で言葉を交わし、息子に龍馬とツーショットの記念写真を撮ってもらいました。少し逆光気味でしたが背筋を伸ばし平成の若松進一も捨てたものではないのです。

(この像の前に立って太平洋を望むとどこか大きな夢が湧いてくるようです。若い頃この像の前でアメリカ行きを誓ったお陰で建国200年のアメリカへ、青年の船にっぽん丸に乗って出かけることができました。)
 私たちは坂道を下りて桂浜の砂浜に出ました。昨日の桂浜は穏やかで真夏を思わせるような陽気でしたが、砂浜の海風は心地よく岬までゆっくり歩いて散歩しました。訪れている子どもたちは打ち寄せる波と戯れながら楽しそうに遊んでいました。

(桂浜の全景、白砂青松の砂浜も少しずつ侵食が進んでいて、砂防のための松の木が植えられていました)
(孫は長旅のお疲れで眠くなっているようです)

(桂浜水俗間の前にて)
(桂浜を見下ろす岬からの見返り風景です。モデルは見返り美人?のわが妻です)
(岬の突端にある小さな縁結びの神社)
(打ち寄せるうねりの波もどことなく「太平洋」って感じで、瀬戸内の海とはスケールが違う荒々しさです)

 三十分余りを砂浜で過ごしました。孫も疲れてスヤスヤと眠ってしまいました。息子夫婦は殊勝にも親父へのお土産を買うため土産物屋へ入って行きました。酒の好きな親父のイメージが定着しているのか、お酒を一本買ったようです。娘を含めると四人の子ども、親父にとっては内孫ですが、帰郷する度に、また何処かへ出かける度に親父への土産は欠かさないのです。これも妻の教育のお陰でしょうか。そこへ行くと年中旅に出ている私などは親父の土産など殆ど買って来ないのですからいい加減なものです。

 さすがに疲れたため、帰りは高速道路を利用するため。浦戸大橋を渡りましたが、桂浜方面への道は相変わらずの交通渋滞で橋を越えても長蛇の車の列が途切れることはありませんでした。私たちは国道を横切って高知インターまで走り、そこから高速道路に乗りました。今朝の一般国道の寂しさに比べ、高速道路は凄い交通量で驚きました。途中新宮のサービスエリアへ立ち寄りましたが、愛媛県ナンバーの顔見知りの方々に沢山で会いました。同じような場所に行ったようで、同じ交通渋滞に巻き込まれクタクタだとこぼしていました。

 今日は息子夫婦の親孝行の日らしく、昼食をご馳走になったので、高速道路を川内インターで降りて、夕食を私たちがご馳走する事にしました。砥部まで帰ってバイキングの店に立ち寄って酒も飲まない打ち上げです。お陰様で楽しい日帰りの小旅行が出来ました。

 孫も心なしか私に馴れて、笑いの一つも出るようになってきました。もう少し辛抱して孫と付き合い、顔を覚えてもらいたいものです。泣かないで下さい。

  「久しぶり 龍馬を訪ね 語りかけ 桂の浜で 決意を叫ぶ」

  「渋滞が 疲れ追い討ち 妻昼寝 私ノロノロ 茶飲み運転」

  「太平洋 見ているだけで 夢が湧く 少し遅いが まだまだ負けぬ」

  「この二日 妻をモデルの 撮影会 そんな気がする デジカメ片手」

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