shin-1さんの日記

○再生は可能なのでしょうか

 私の書斎でこの2~3年間、まったく使われなくなったものにラジカセ用のテープとVTR用テープがあります。いずれもデジタル時代になるとアナログ的な性格が強いため廃棄される運命にあるのでしょうが、かつてはラジカセもVTRも全盛を築いた時代があったものだけに、どこかさびしい感じがするのです。

 先日息子がやってきて、私の机の上にデジタルな小道具を並べて回線で結び、何やら作業を始めていました。私の持っているVTRのテープをデジタル化しようと試み始めたのです。私の書斎や倉庫にはとてつもなほど多くのVTR用テープが眠っています。それらには双海町という合併前の町に関するテレビ放送がダビングされていて、私のボランティア活動に関するテレビ放送のダビング記録が残っているのです。

 これらを何とかデジタル化してCDに保存できないか相談したところ、やってみようということになったのです。今はそういうソフトや道具が開発されていて、一般人の息子でも手引書を読めばそれなりにできるのです。

 しかしやり始めて思わぬアクシデントに見舞われました。カセットになっているので汚れないだろうと思っていましたが、長年の保存でカセットの中はカビが生えているようで、画像がうまく取り込めないのです。何度か挑戦しましたが比較的新しいテープは可能なのに10年も前のものはクリーニングしても画像が乱れてしまうのです。息子は何度かチャレンジしていましたが何本かのテープは再生したものの、クリーニング専門の業者に出さないと不可能という結論に達しました。早速インターネットでそれらを行う会社を見つけましたが、洋服のクリーニング屋さんならいざ知らず、テープのクリーニング屋さんがあるとは知りませんでした。その会社ではテープのクリーニングだけでなくテープをデジタル化する作業も行っていますが、私のように量が多いと金額的に折り合わないので、とりあえずテープのクリーニングを試験的にしようという結論に達したのです。これも予算的な面もあるのでどうしても残したいテープだけをセレクトしてとりあえずクリーニングしようと思っていますが、はてさて書斎や倉庫から引っ張り出して選ぶにはかなり時間的余裕が必要なので、もう少し先に延びそうなのです。

 アメリカでは対応の遅れから一度延期した経緯がありますが、日本より早く今月でアナログ放送からデジタル放送に切り替わるらしく、まだその対応ができていない5パーセント余りの国民に対しオバマ大統領がデジタル化を促す声明を直接出しているようです。

 私の沢山のVTRテープの中でどうしてもデジタル化したいテープが数本あります。中でもNHKが全国放送してくれた人間マップ「夕日を売り出せ」です。またラジカセではこれもNHKがラジオ深夜便心の時代で2夜連続2時間にわたって放送したものです。今見ても、今聞いても、若いころの映像や声の語り口はスピード感抜群で、どうしても記録にとどめておきたいと思っているのです。しかしよくよく考えてみれば記録に残したところで、所詮それは若松進一というワールドだけに限定され、多分私の葬式にでも使って周りの家族が一時懐かしむだけではないのかと思うと、少しばかばかしい気もするのです。

 アナログとデジタルという激しい時代の流れに翻弄されながら生きてる、デジタル時代の古いタイプの私のような人間は、川島英吾が歌って大ヒットした歌の題名と同じく「時代遅れ」なのです。

 フーテンの寅さんの名セリフ、「それを言っちゃあお終いよ」ではありませんが、VTRテープやラジカセテープさえ古くなった時代の中で、私という古い人間はどう生きたらよいのでしょうか

  「過去記録 所詮私の ワールドと 冷めてしまえば 生きる価値なし」

  「Vテープ ラジカセテープも 古くなり ゴミに出す日が 間近に迫る」

  「俺もゴミ ならぬようにと 思うけど どこか古くて ため息出ちゃう」

  「親父見りゃ 俺はまだまだ 最先端 車乗れるし パソコンだって」 

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