○一斉清掃と草刈り作業ですっきり夏が迎えられそうです
昨日は町内一斉清掃の日でした。都会では考えられないように田舎の朝は早く、6時になると時計が動き出すのです。わが家は海に近いため夏の朝などは4時ころから夜の漁を終えて帰港する漁船のエンジン音が鈍く聞こえてきますし、涼しい間に農作業をしようとする人たちが6時には畑へ向かうのです。
毎朝体内時計によって早起きする私は毎朝4時起床で一日が始まりますから、朝の人々の暮らしは手に取るように分かるのです。昨日は朝6時に作業ができるようにしてして戸外へ出ました。組内の年配者はもう既に作業を開始していて、側溝などの蓋を開けて掃除をしていました。私も朝の挨拶もそこそこに持参した鍬で溝をさらえて清掃作業に加わりました。
(一番長くて高い菜園横の畦畔)
(家の裏の畦畔もこんなにすっきりしました)
2年前までは灘町区の区長をしていて一斉清掃の指示を出したり、借りたトラックを走らせて町内のゴミや汚泥を集めて処理する役目でしたが、それもなくなって今は自分の組内のエリアを掃除するのみになったので早々に引き揚げ、組長さんからいただいた消毒液を数倍に薄めて側溝に流し消毒を終えました。
汚れついでにと、草刈り機を取り出し家の裏の畦畔の草刈りを始めました。一番草は既に刈っていて今年2回目の草刈りなので、雨不足もあって少し早い感じもしましたが、一気に100メートル以上の畦畔の草を刈りました。古い人間牧場用の草刈り機ですが昨日は調子も良く一気に作業がはかどって、まるで散髪をしたようにすっかりきれいになりました。その後刈った草を熊手で集めてキャリーに入れ、昨日播いたトウロク豆とサツマイモの間の畝間に敷き積めました。こうすることで草が生えるのを抑えるだけでなく、土地の乾燥を防ぐのです。
この作業は2時間ほどで終わりましたが、強い日差しと作業で汗をかいたため少し疲れました。昔だったら汗をかいた分水分補給と称して缶ビールを飲んで昼寝を楽しんでいましたが、酒を止めたこともあってシャワーを浴びテレビを見ながら休むはずなのに、孫の相手が忙しく休むどころか畑へ蝶を取りに付き合わされました。
庭の隅で栽培しているブルーベリーの実が熟し始めました。孫たちはブルーベリーの甘酸っぱさが大好きなようで、楽しみにしていた初取りもいつの間にか孫と妻が楽しんだようで、鳥が食べたのではないかと思ったほどでした。
これまで忙しさにかまけて家の周りの掃除や草引きなどそんなに手伝っていませんでしたが、日ごろの不義理を詫びるように最近は少しずつ家の周りの美化に心掛けています。お陰で妻は大喜びで、私の株も少しずつ上がっているようです。
「その歳に なったか俺も 草を引く 家の周りに 目と気配りつ」
「久し振り 隣近所で 大掃除 夏を迎える 準備着々」
「刈りし草 匂いぷんぷん いいものだ 畑の溝に 優しく入れて」
「散髪を したよに畦畔 刈りそろえ 気分爽快 気持ちよさそに」