shin-1さんの日記

投稿者: | 2008年5月16日

○女に生まれなくて良かった

 朝の目覚めは私の方が早いのですが、妻は起きるなり着替えて顔を洗い、洗濯や掃除をしながら台所でせっせと朝食の準備をします。準備が出来ると私を書斎まで呼びに来て、その間に分別したゴミを出したり身の回りの片づけをしています。最近は子どももそれぞれ独立して仕事に赴いているため弁当を作らなくても済むだけ朝の仕事は楽になったようですが、一昨年までの一時は弁当を三つも四つも作る大変な時期がありました。二人で朝食を取り後片付けをします。その後二人で同じ洗面所で先を争うように洗面します。妻はどちらかというと化粧をしない方ですが、それでも薄化粧をし身支度を整えて家を出るのです。

 やがて昼までの3時間半、近所の歯科医院でパートで働き昼ごはんは私と二人で食べますが、昼休み1時間半の間に二人の昼食を作ったり食べたり後片付けと、これまた忙しそうです。やがて1時30分に再び病院へ出かけ5時半まで勤務します。帰ると直ぐに親父の夕食と私たちの夕食を作ル野ですが、その間洗濯物の取り込みやアイロンかけなど細々した仕事に余念がありません。考えてみれば亭主の私は風呂をためること以外は殆ど家事らしい家事はしないのです。自慢ではありませんが亭主関白で、駄目亭主のそしりを免れないのです。

 そんな朝から晩まで働きづめに働いている妻を見てしみじみ思うのは、「女に生まれなくて良かった」ということです。それは何も男の威張りではなく、妻の激務に対する感謝の気持ちから思うのです。でもその感謝の気持ちを態度で表し妻の仕事を少しでも軽くするようなことをしているかどうかとなると、これまた大きな口は叩けないのです。

 私はそんな後ろめたさもあって時々「何かしてやろう」と殊勝なことをするのですが、それが案外お節介で後周りになることが多いのです。例えば風呂をためることは退職時に自分の仕事と自分に言い聞かせてやり始めましたが、風呂の蛇口を稗って書斎でパソコンを打ち始めると風呂の事をすっかり忘れ、溢れさせることなど常習で、「もっと真剣にやってください」と叱られたりします。また掃除をして肝心な物を捨ててしまったこともありましたし、布団を干したのを忘れて雨に濡らしたことだって何度かありました。数日前もにわか雨が降って、せっかく干し上がった洗濯物を取り込むすべもなく全部濡らし、外出から帰った妻を落胆させました。

 そんな妻に恩返しをしようと、最近マッサージをしています。妻は職場の同僚だった人の娘さんが若くして急逝して退職したため今は一人で二役の仕事をこなしているらしく、帰ると肩のこりを訴えます。最初は見よう見まねで肩を揉んでいましたが、肩や足や腕などにも広がって、妻は「5分程度」というのですが、私は「20分も揉んでいる」心境で揉み解しているのです。私は幸い肩こりはなくたまにぎっくり腰になるくらいなのですが、整体院で揉んでもらった経験を生かしてマッサージをしてやると、妻は大そう喜び「楽になった」といってくれるのです。

 ふと私たち夫婦ももうそんな年齢になったのかと、お互いがいたわる姿に一人苦笑するのです。私は男に生まれ、まあまあ良き伴侶にも恵まれ、何不自由なく暮らせるのですから、ささやかながら幸せと思わなければなりません。多分今度生まれ変わることがあっても男を選ぶでしょうが、その分これからは罪滅ぼしのつもりで妻をいたわってやりたいとブログ上では思っています。(妻がブログを読まないのが勿怪の幸いです)

  「ああ今日も 男に生まれ よかったと しみじみ思う 妻を見ていて」

  「少しでも 妻のお役に たちたいと 思う矢先に 洗濯濡らす」

  「いい妻に めぐり合ったと 思う日々 一億当たった 同じ心境」

  「又次も 男に生まれ たい思う これぞ男尊 きつく戒め」