shin-1さんの日記

○ジャム

 先日、友人の清水さんからイチゴジャムが届きました。近所でイチゴを沢山もらったのでジャムにしたいと、晴美さんという友人に電話をかけてレシピを教えてもらい、ジャムづくりに挑戦したというのです。これまで台所に立ったことも殆どなく、妻の作ったものを文句をいいながら食べてきた私にとって、男性がジャムを作ることなど考えも及ばなかったのですが、リタイアして人間牧場をつくり、田舎暮らしに興味を持ち始めた最近は、妻も驚くほど小まめに(自分ではそう思っている)、苦汁菜やフキの佃煮を作り、先日は生まれて始めてお茶作りにも挑戦したこともあって、清水さんから電話で予約のイチゴジャムが来るのを待ちました。清水さんはその日のうちにコーヒー瓶いっぱいのイチゴジャムを夜遅く届けてくれました。市販のイチゴジャムのような色鮮やかなイチゴ色とは違い少々黒ずんでいましたが、染料も保存料も入れないまさに手づくりのジャムが届いたのです。

 私は殆ど毎朝パンを一切れ食べますが、焦げない程度にトースターで温めて何にもつけずに食べています。今は清水さんからいただいたジャムをつけて食べていますが、市販のものと違い甘さも控え目で、後口がいいと毎朝清水さんの顔を思い出しながら、清水さんを話題にしながら妻と二人リンキャベとともに朝食を楽しんでいます。

 わが家へは全国から様々な人が訪ねてきます。その中には田舎に憧れたりする人もいて、特に都会の人や関東以北の人にとっては、私が実のなっているりんごの木を見て感動するように、この時期甘夏柑の実がなっているのをさも珍しそうに思う人が沢山います。わが家の菜園には10本余りの甘夏柑の木があって、沢山実をつけているのです。勿論無農薬のため見場は多少落ちますが、それでもいかにも食べてみたいような黄金の輝きをしているのです。何個か自分で摘んで持ち帰る人もいますが、後日送って欲しいなどという戯言をいう人もいます。早速昨日は5箱も自前の送り賃で送りました。

 妻は私が余り自分で剥いで食べないので、家族が食べる分を外、内の皮を剥きタッパに入れて冷蔵庫で冷しています。一昨日もその実を食べながら、皮をマーマレードにしたらどうだろうと話しました。妻は早速挑戦し、昨日の夜自宅へ帰ると味見を求めました。皮と少しの実を入れたものでしたが、もう少し果実部分を入れてワインでも入れて仕上げるよう提案したところ、早速今朝実行しました。私も妻もワインなどのアルコールを飲まないため、ワインは家のあちこちに結構ゴロゴロしています。コルクの栓を開けるのに一苦労して、昨日妻が作ったマーマレードに果実部分を加えてワインを入れ、弱火でじっくり煮込みました。妻は出勤の時間なので私にやり方を教え、いつの間にか仕上げが私の仕事になってしまったのです。

 清水さんの顔を思い出しゆっくりシャモジで混ぜながら煮詰めること20分、ついに完成です。味見は昼食に帰宅する妻と味わうべく冷ましています。明日からの食卓は残り少なくなった清水さんからいただいたイチゴジャムと、私と妻の作ったマーマレードが食卓を賑わせてくれそうです。

 私たちの暮しはいつの間にか分業化が進め、人の作ったパンを食べ、ジャム類さえも人の作ったものになっています。せめて甘夏柑の美味しいこの頃だから、少し手を加えてマーマレードくらいは自分で作るようなゆとりを持ちたいものです。それにしても、私にだってこれぐらいのことだったら出来ると、台所に立つことの自信が少しだけ湧いてきました。

  「友人に もらったイチゴ ジャム食べる 今度は自分 手づくりマーマ」

  「手間暇を かけて手作り マーマレード 黄金に輝き さも美味そうに」

  「安心と 安全人に 求めるが 自分傍観 どこか可笑しい」

  「生活を 楽しむ術を 教えられ 妻と二人で 台所立つ」

   


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