○私のパソコン上の戸籍
「若松さんですか、メールを送りたいのですがアドレスを教えてください」と、何度も電話がかかってきます。その都度私は「ドット」や「スラッシュ」「コロン」などと話すのですが、パソコンの苦手な私にはその言葉がまた苦手で、覚えている訳でもないから自分の名刺を取り出して、相手に変な言葉でアドレスを伝えているのです。
E-mail wakamatsu@yuuhi.JP
これが私のEメールアドレスとホームページなのですが、これが中々覚えることができないのです。最近友人の勧めで携帯メールを始めましたが、これは緊急用でごく一部の関係者だけにしか教えていないため、案外スッキリした利用状態のようですが、Eメールもホームページも公開の原則が行き届き、最近はブログ「shin-1さんの日記」も人気が出て毎日千人を超えて読んでくれていますので、個人情報もくそもあったものではなくなりました。しかし私はそんな情報に晒されても自己責任の時代ですから一向に構わないのですが、私を通して出す情報に個人を出すことには慎重にならないといけないようです。
私はブログで時々「今日は○○へ旅に出ます」と書いて予告旅に出ます。これを見つけた娘からクレームがつき始めました。「お父さんがどこへ行こうと勝手だが、旅に出ると書けば留守をすると宣言しているようなもの、家にはおじいちゃんとお母さんしかいないのだから、絶対止めて」と叱られました。確かにそうだと自責の念に駆られながら、「俺のブログを読んで泥棒に入るような知的で?間抜けはいないだろう」と鷹を食って先日も長崎旅の予告をして出かけました。
というのも、私のブログは旅に出ていると書けないものですから、愛読している友人から「二日間ブログの書き込みがないのですがお体でも悪いのですか」などとメールや電話が入り、できれば行き先を知らせて欲しいとメールが入るのです。それは大切なことだと思って始めたのですが、ココにも小さな個人情報の壁があるようです。
それでもEメールアドレスは娘婿の手で登録手続きをしてくれたのですが、随分分りやすいアドレスになっていて、最近はとっさの電話にもメールアドレスを宙でいえるようになりました。私にとっては大きな進歩です。でもこの世界は日々進化して大変奥が深く使えば使うほど迷路に迷い込むような錯覚すら覚えるのです。私のパソコン能力はまだ小学生の知識以下で応用や故障対応はまるでできないのです。
先日写真を送付するよう依頼があり、色々といじくってはみたのですが結局容量が大き過ぎて送れず、「そんな時の神頼み」の友人に頼んで送ってもらい事なきを得ました。画素など全く理解できていないのですからいい加減なものです。
最近は講演依頼の文章に、「パソコンをお使いになりますか」と注意書きが書かれています。私は今流なスライドショーなどを利用すると話が上手くまとまらないし、薄っぺらくなるような気がして「使いません」と答えるのですが、それでもスライドやレジュメを求められます。時代の進歩について行けてない部分が自分の持ち味だと強がって生きています。「時代遅れ」という歌の文句ではありませんが、そろそろ限界が近づいたようです。
「もう俺は 時代遅れな 人間か いやもう少し 流れ掉さし」
「パソコンを 使えぬ自分 嫌になる そりゃあそうだ 昭和だもんね」
「アドレスを 住所と間違い 愛媛県・・・・ いやいやメール 電話でお辞儀」
「書かなけりゃ トラブルもない ブログ書く 娘の指摘 無視して旅と」