○ミョウガを食べ過ぎるとものを忘れるって本当かな?
人間の好みは年齢によって変わるものだとしみじみ思います。子どもの頃はトコロ天や蕎麦など自宅で作っていたためか、美味しいと思ったことは一度もありませんでした。ところがこの年齢になるといつの間にかトコロ天も蕎麦も大好物となっているのです。特にトコロ天は海沿いに面した町でトコロ天の原材料となる天草が沢山採れることから、退職後の最近は自ら海岸に出て天草を確保しているため、妻がしょっちゅう作ってくれるため、海草は身体に良いという神話を間に受けて、せっせと食べているのです。自分が採ってきて乾燥保存しているヒジキやワカメとともに天草もわが家では大事な食料品の地位を築きつつあるようです。
昨日は久しぶりの雨でした。昨日は締め切り間近な原稿が2本ほどあったので、わが書斎でシトシトと降る戸外の雨を見ながら原稿書きに熱中しました。お陰で静かな環境の中で2本とも原稿を書き上げ、インターネットのメールで写真とともに送付し、少し肩の荷がおりたような感じがしました。
原稿を書く途中気分転換のつもりで裏庭の直ぐ裏にある林の中へ、長靴を履いて入りました。何年か前に数株植えたミョウガの茎がかなり増えていました。根元を見るとミョウガの芽に白い花がいっぱい咲いていました。秋ミョウガというのでしょうか、そこら辺に沢山あるものですから、少し嬉しくなって夢中でボールにいっぱい取りました。外の水場で花柄を取り除き綺麗に水洗いをして台所に持ち込むと妻が、「まあ綺麗なミョウガ美味しそう」というものですから悦に入って再度はやしに分け入り、見境もなく発泡スチロールのトロ箱に殆どいっぱい取りました。はてさてこのミョウガをどうしようか思案した挙句、とりあえず近所に住む姉や叔母宅へおすそ分けしてあげ、大層喜ばれました。
残りのミョウガは梅酢漬けにしようと相談がまとまりました。妻はミョウガに計量器で塩を計って漬物用のポリバケツに入れ、重石を乗せました。今朝見るとミョウガは塩漬けにされて漬物と同じように漬け汁が上がっていました。多分今日は妻が仕事から帰れば梅酢に本漬けされるのでしょうが、仕上がりが楽しみです。
私たちが子どもの頃は、ミョウガなど苦くてとても口に出来ない嫌いな食べ物でした。今はミョウガを刻みそこへヒシオ味噌とチリメンジャコを入れると、飛び切り上等な美味しい一品となるのです。新米の美味しい季節ですが、これがまた熱々のご飯によく合うのです。
子どもの頃祖母から聞いた民話には、ミョウガの話が出てきました。ある旅籠に金持ちらしき羽ぶりの良さそうな旦那が泊まりました。旅籠の老夫婦は滅多に来ない金持ちの泊り客を歓待しました。ご馳走や酒で上機嫌になった泊り客に、どれ程食べてどれ程飲んだか忘れさせるために、ミョウガを沢山食べさせたのです。やがて朝が来ました。老夫婦も昨晩ミョウガを沢山食べたため、泊り客は金を払うのを忘れ、老夫婦も金を貰うのを忘れてしまったという、何とも長閑なお話です。
私も昨夜は双海中学校の学校評議委員会があって、帰宅ご遅い夕食となりました。妻はミョウガとチリメンジャコを味噌で和えて食卓に出してくれました。美味しかったのは良かったのですが、妻の顔も妻の名前もすっかり忘れてしまっただろうと思いきや、「お父さん、先日の買い物のお釣りはどうなったの」と、要らぬことまで思い出していました。どうやらミョウガを食べると物忘れをするということわざは当てにならないようでした。
「裏山に ミョウガの花が 満開に 近所裾分け 美味しい夕餉」
「昔から ミョウガ食べると もの忘れ すると戒め 本当か?か」
「ミョウガ食べ 忘れることを テストする 何のことない ごまかしバレる」
「二三日 すればミョウガの 梅酢漬け 食卓上る 楽しみ増える」
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そのように見えるのでしょうか?
ミョウガを食べれないのは
箱入りばあさんと・・・???
でも・・・・食べれないものは、食べれない(笑)
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kazuさん
子どもの頃はミョウガはまずいものの代名詞でしたが、いまはへっちゃらです。
あなたは今も、これからも、死ぬまで育ちの良い「箱入り娘」のままですね。(笑い)
私のもの覚えが悪いのはミョウガのせいだと思っています。(大笑い)
人間牧場主 若松進一
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子供のころ父が、きざんだミョウガを
目を細め さもおいしそうに食べながら
「子供は食べたらいかんのよ 物覚えが悪くなるから・・」と でもあの匂いのきつさは 食べろと言われても 食べられない・・・そして今も