shin-1さんの日記

○久しぶりの呑み会

 体の都合でお酒を断って早くも10年以上となりました。多分自分の体内からアルコール分は完全に消えたのではないかと思うのですが、酒を止めると呑み会の誘いが少なくなったことも事実で、あれほど飲んでいた酒代が手元に残るはずなのに、どういう訳か「下戸に建った蔵がない」といわれる諺どおり、手元にお金は残らないもののようです。それでも医者の忠告を受けて健康に暮らしているのですから、これからも下戸を通そうと思っています。

 今年のように暑いひが続くと、夕食の時やベールのコマーシャルなどを見るにつけ、ビールの味が恋しくなる時がありますが、自称意志の強い私は自分の決めた掟を守っているのです。でもやはりお酒は神代の昔から元気の出る水ですから、お酒に替わる元気の出る水を何か探したいと思っています。

若松進一ブログ

(仲間と共に居酒屋で楽しい語らいのひと時)

 そんな中でも気の許せる仲間はいるもので、一昨日は年輪塾の運営委員会と称して5人で集まり、行きつけの居酒屋で夕方6時30分から呑み会を行いました。塾長の私と塾頭の清水さん、小番頭の松本さん、それに筆頭塾生の浜田さんに年輪塾ネットに加わっている真鍋さんを加えて今後の塾の運営について話し合いました。酒が入れば胸襟を開く仲間たちは、飲むほどに酔うほどに色々な面白い話題を提供してくれ、11月の移動塾が楽しみになってきました。

 今ではすっかり行きつけになった居酒屋は食べるものも美味しいしボリュームもあり、その上安いとあって僅か2時間でしたが大満足です。私が絡む飲み会は余程のことがない限り2次会はセットしません。一次会で満足が行くように飲むので、帰りには小番頭の松本さんと伊予市まで色々な話をしながら帰れるのもまた味があります。9時30分には家に帰れる品行方正ぶりはこれからも維持したいと思っています。


 家に帰ると妻が決まったように近頃言うセリフは、「あらお父さん今日は早いのね」です。御前様を繰り返した昔から考えると雲泥の差ですから、このセリフは当然のことかも知れませんが、私にとってはこの言葉は癒しの言葉だと思うのです。「遅かった」と文句を言われるより、「早かった」と言ってもらう方がいいのです。

 わが家には相変わらず多くの仲間が集まり、来訪所も多いのです。その度に親しい付き合いをしてくれる妻に感謝をしつつ、妻の誕生日が近いことを予定表で気がつきました。はてさて100万本のバラや、ダイヤモンドの指輪などは甲斐性のない私には出来ません。おそらく妻もそんな希望もないものと思われます。はてさて、今年の誕生日にはどんなプレゼントをして、妻の機嫌を取ろうかと目下思案中なのです。


  「酒辞めて めっきり減った 呑み会に 久々参加 お茶で乾杯」

  「酒飲めぬ 体になりて 思うこと もう少し早く 気付いていれば」

  「飲むほどに 酔いが回って らりるれろ ろれつも回り ちゃらんぽらん」

  「迷惑を かけた分だけ 恩返し アッシー徹し 送り届ける」

 


 

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shin-1さんの日記

○学生たちと煙会所で座談会

 「若松さん、明日の夜は空いていますか?」と、昨晩年輪塾運営委員会の折、伊予市役所双海支所の松本さんに尋ねられました。「予定表を見ないと明日のことは分からんが、夜だったら多分大丈夫じゃない」とあやふやな返事をしてしまいました。自宅に戻って予定表を見ると夜は空いていたので、明くる日確認の電話で「午後8時に煙会所へ学生を5人連れて行きます」と言うことでした。

 外出先から午後5時に自宅へ帰り、急いで煙会所の掃除をしました。煙会所へ人を迎え入れる時は必ずやる作業です。まず掃除機で四畳半の畳の上を掃除して、それから雑巾を固く絞って畳を拭くのです。台風9号が去ってから朝夕は涼しくなったとはいえ、掃除をすると汗が噴出してきました。囲炉裏の周りの吹き掃除を終えたので今度はトイレの掃除です。煙会所横に併設している水洗トイレも人が来ないと掃除の機会を逸しているので、この際とばかりに掃除をしました。これもお客を迎えるための大事な心構えだし修行だと思っているのです。

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 妻と二人で食事を済ませ、お茶の準備をするよう頼んで待っていると自宅前に車が止まり、松本さんらしく10分前に私の携帯電話が鳴りました。「自宅前に到着しました」との知らせです。急いで玄関先に出て見ると、松本さんに連れられて5人の大学生が立っていました。軽い挨拶をして煙会所へ案内しました。前もって点けていた蚊取り線香を持って中に入り、ゴザ座布団を7枚用意した場所に座って、早速座談会を始めました。

 彼らは東京日野市にある明星大学の学生さんで、全国各地の過疎地小規模を訪ねて学習することを目的にしたクラブ活動で、双海町の翠小学校へ来ているのです。昼間は翠小学校で教育実習し、夜は潮風ふれあいの館に泊まって色々な人と交流しているようでした。昨晩は教育委員会の赤石さんが県下の公民館仲間に呼びかけて交流会をしたようです。

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 学生たちには赤石さんが用意した、私が北東総研に頼まれて書いたまちづくりの記事がプリントされ、事前に配られて読んでくれていたので、鋭い質問を矢継ぎ早に浴びせられいい座談会となりました。私もかつては教育委員会で社会教育を13年、また教育長として2年教育活動や教育行政にかかわった経験があるので、様々な視点で意見を述べました。学生たちは5人全員が教員を目指しているらしく、しっかりした教育観を持っているようでした。子どもの数も学校の数も減って、教員を目指す人にとっては狭き門の時代になっています。「世の中思うようにはならないが、思うようになる」というはなむけの言葉を送りました。世の中は思い通りには中々なりません。でも思いが強ければ夢は実現するのです。私は「夢はドリームではなくターゲットである」とよく若者たちに話します。松本さんだって教員になる夢を一度は持ったようです。でも役場に就職して教育委員会に私と一緒に勤め、広い意味での教育に目覚め、今もまちづくりという世界でその夢を実現すべく努力しているのです。「決して諦めない」強い信念を持ち続ければ、例え回り道をしても目標に近づくことは出来るのです。頑張れ先生の卵たち。


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  「東京の 大学生が やって来る 掃除して待つ 蚊取り火をつけ」

  「先生に なる夢語る 頼もしさ 日本の未来 背負う若者」

  「暑いゆえ 囲炉裏に火なく 寂しくも 議論は熱く 夜は更け行く」

  「煙会所 久方ぶりに 若者の 熱気白熱 嬉しじゃないか」


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