○孫のお守をしながら野菜の植え付け作業
「秋来ぬと目にはさやかに見えねども・・・」季節は確実に動いていて、一昨日の雨で気温も少し下がりホッと一息といったところです。季節が変わり始めるといよいよ冬野菜の種蒔きや苗の植え付けをしなければなりません。そのためには夏草の生えている畑の草をあらかた引き、そこへ石灰をまいて土壌を中和させ、石灰をまいて4~5日休ませてから耕運機をかけるのです。
夏の暑い日差しを受けてカラカラに乾いた土には耕運機も刃が立たず、手がしびれるほどの重労働で汗を一杯かくはずでしたが、幸運にもその日の午前中お湿り程度の少しの雨が降って、予想以上にスムースに中耕することができました。
耕運機での耕しが一段落した夕方、知人の伊予市に住む水口まり子さんが、沢山の苗物を車に積んで持ってきてくれました。これを男時というのでしょうか、まるで見透かしているようなタイミングの良さでした。「さあ植えつけよう」と作業に着替えていた時、妻の携帯電話が鳴りました。娘から孫の尚樹少々熱が出て、幼稚園へ連れに行き、病院で見てもらったのだそうです。多少熱がある程度で食欲もあり心配することはないのですが、娘の仕事の関係でどうしても明くる日の昼まで預かって欲しいと言うのです。
野菜の植え付けを明くる日に延ばし、早速迎えに行きました。孫尚樹は比較的元気で、帰り道マクドナルドのドライブするーでハッピーセットを注文して、太鼓囃子のおもちゃをプレゼントしてもらい、ご満悦でした。
昨晩はおじいちゃんとおばあちゃんを独り占めして、3人で川の字になって寝ました。熱も大して上がらず安心しました。今日は早朝5時半から畑に出て、親父と一緒に畝を立て、キャベツやブロッコリー、白菜の苗を涼しいうちに植えつけました。何せ100本近くの苗ですから、牛糞堆肥や籾殻を置いて水をやる頃には8時半を回っていました。急いで耕運機や鍬などを片付け、妻が仕事に出た後シャワーを浴びて軽く朝食を済ませ、孫尚樹のお相手をしました。孫尚樹は3歳の誕生日に買ってもらったカメンライダーの変身ベルトが気に入って、凝り固まっています。昨日ハッピーセットのおまけに貰った太鼓囃子も気に入って、音に合わせてひょうきんに踊って見せてくれました。野菜の植え付けも孫のお守も馴れていないため少々疲れました。
(太鼓囃子に合わせてひょうきんに踊る孫尚樹)
「秋が来た 冬の野菜の 苗届き 早速畑 親父と二人」
「一雨を 含んで大地 柔らかく 野菜の苗も 気持ち良さそう」
「植えつけた 後に親父が 牛糞を 私籾殻 コンビよろしく」
「孫の守 少々骨が 折れるけど 目じりを下げて どこか楽しく」