shin-1さんの日記

○トコロ天の試作

 今年の夏の収穫は天草を手に入れたことです。先日黒磯海岸を歩くイベントに参加した時、海岸に打ち上がっている天草らしき白い海草を見つけたのがきっかけです。早速別の日に背負子を持ってたった一人で出かけました。黒磯海岸までは干潮の時でないと歩けないため、大潮を選んで出かけました。その日も暑い一日でしたが、綺麗な淡草だけを拾い集めて家に持ち帰りました。そして発泡スチロールに水をため、他の海草やゴミを選り出して純粋な天草だけにする作業を何度か繰り返しました。今の時期は直射日光が強いため、朝水を一杯含んだ天草も夕方になるとカラカラに乾き、まるで白髪のようになるのです。

 朝晩暇を見つけてその作業を繰り返した結果、天草は晒されてさらに白くなり、二日前もう潮時とばかりによく乾燥させた天草を大きなナイロンの袋に入れて保存できる状態にしました。

 妻に頼んで一昨日の夜、この天草を使ってトコロ天の試作をやりました。まず天草の分量を測り、おお大きな鍋の中に天草の分量に見合った水と天草を入れ、ガスコンロに火をつけました。間もなく沸騰しましたが、煮こぼれないように火を弱くして10分間かき混ぜながら煮ました。そして食酢を適量鍋の中に入れると、天草からゼリー状のエキスが出てくるのです。そこで火を止め、裏ごし用も木綿のふくろを用意して、平タッパーの中で絞るのですが、これがまた熱いため最後のエキスまでは絞れませんでした。

 木綿の袋には搾りかすが残りますが、それを捨てて木綿袋を洗います。平タッパーに入れたエキスはそのまま固まるまでその場で自然に冷やします。やがて余熱が取れたら切り分けて冷蔵庫で冷やすのです。さあこれでところ天の出来上がりです。

若松進一ブログ

 冷蔵庫で冷やされたトコロ天はトコロ天つき器という木の箱に入るように切って箱の中に入れ、お椀の上に押し出すのです。その上にだし汁かポン酢をかけ、生姜かからしを添えて食べますが、夏の定番風物ともいえるトコロ天は癖になるほど美味しいのです。

 子どもの頃にはこんなものの何処が美味しいのだろうと思っていましたが、この歳になると懐かしさもあって、何よりのご馳走なのです。試作のとおころ天を食べてみましたが、実に美味しく天草採り作戦は大成功に終わりました。手間隙はかかりますが来年はどっさりとって、人間牧場の色々なプログラムに応用したいと思っています。次回の試作品はトkロ天に砂糖やオレンジジュース、それにフルーツの缶詰などを加えてカラフルなスィーツを作る計画です。トコロ天が予想以上に上手くいったので十中八九上手くいくと妻も太鼓判を押してくれました。


 天草はアルカリ性食品で、カロリーも殆どないことからダイエットにぴったりだそうです。私はむしろ痩せ過ぎで別にダイエットは必要ないのですが、階層はお腹の掃除屋さんともいわれています。これからは健康維持のために極力トコロ天を作って食べたいと思っています。

 時期が過ぎましたが今年はもう一回、黒磯海岸へ行って天草の収集をしたいと密かに思っていますが、果てさてどうなることか・・・・・。


  「この夏は 手間隙かけて 天草を 白く晒して 備蓄に励む」

  「ダイエット サプリメントに 頼らずも 手間隙かけりゃ 自然に痩せる」

  「暑かった 今年の夏も もう終わり いつの間にやら 虫の鳴き声」

  「美味いねえ 昨日も今日も トコロ天 腸内掃除 しっかり出来た」 


  

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