shin-1さんの日記

○広島福山青年会議所の講演会に参加

 本州と四国には瀬戸大橋、明石海峡大橋・大鳴門橋、しまなみ街道という3本の橋が架かっています。大阪や東京を目指す高速バスは明石海峡大橋・大鳴門橋、鉄道利用は瀬戸大橋、中国地方へ車で行く時はしまなみ街道と、目的に合わせて使い分けますが、愛媛県にある一番近いしまなみ街道でも、私たちの町からは高速道路を利用しないとかなり遠い位置にあるため、時には松山観光港から高速船やフェリーを使って広島宇品や山口柳井へと渡るのです。広島も山口も沖合いに見える対岸の県なのに、橋は東京や大阪に便利なように架かっているため、やはり遠い印象を受けるほどアクセスが悪いのです。

 それでも船を利用しないと渡れなかったり、夜になると船がストップするため変えれなかった一昔前のようなことはなく、いつでも車で行き来が出来るのですから、やはり便利な世の中になったものと感心感謝しているのです。

 昨日は広島県福山青年会議所の招きでしまなみ海道を渡りました。ギノー味噌の田中社長さんにお願いしていたバラの花のドレッシングを午前中に受け取る約束をしていたため、久しぶりにこの橋を渡るので夜の会合ながら少し早めに出かけ、沿線のあちらこちらを散策しながらのドライブをしました。昨日は衝きも変わり9月だというの真夏を思わせるうだる残暑で、瀬戸内海も鏡のように凪いでいました。

 中国路は国道2号線を走り、福山駅前の会場となるニューキャッスルホテルに到着したのは午後4時前でした。駐車場に車を止めて駅舎内を通り福山城公園辺りを散策しましたが、たっぷり汗をかいてしまいました。

 着替えを持っていたので車の冷房をつけて着替え、約束の時間より少し早い5時40分に開場入りしました。開場ではリハーサル最中で、講演の出の部分に出くわしたため私もリハーサルに参加しました。

若松進一ブログ

(うずみを紹介するパンフレット)

 青年会議所の講演会は何度参加しても出の演出が凝っていて、私のプロモーションビデオが既に出来上がっていて、恥ずかしく穴があったら入りたいような心境になりました。スタッフの方々はこの日のために2度も双海町を訪れ、自慢の夕日や町の様子を映像にして3分間の物語風ビデオを作成しているのです。

 夕食をいただき未来創造室長の長鋪さんとお茶を飲みながら色々な話をさせてもらいました。直前の会議が5分延びたため、「5分延長して下さい」と9時3分まで時間をいただいていましたが、5分前、2分前、1分前の画用紙出しは元のままだったため、結局は頼まれていた郷土料理うずみの話をすることができず多少戸惑い、「夢はドリームでなくターゲットである」という演題の講演は終わりました。


 会終了後近くの居酒屋で懇親会があり、1時間ほどの短い時間でしたがうずみという郷土料理を2種類もいただきました。うずみという郷土料理は倹約政治の副産物として生まれたもので、福山青年会議所が福山の名物にしようとプロジェクトを立ち上げ取り組んでいて、既に市内40の飲食店がうずみをメニューに取り入れているようです。既にイベントでのパフォーマンスやパンフレットも出来上がり、着実にその成果は上がりつつあるようです。マツタケや鶏肉、エビ、鯛などをご飯の下にうずめてたべるため、多少インパクト不足で地味な料理ですが、味はさっぱりして中々のもののようです。

 私はこの日、ギノー味噌が造ったバラの花の飲む酢と今ブームの食べるラー油を持参して、バラの街福山を売り込む作戦を話しましたが、単年度勝負の青年会議所のメンバーの心の窓は残念ながら開きませんでした。商品開発や地産地消などは青年会議所にとってまだまだ未知の分野のようでした。

 居酒屋を11時頃に出てしまなみ街道を走り、自宅へ帰ったのは2時前でした。ホテルを用意していただいたのに、どうしても今日の仕事の段取りがつかず。キャンセルして帰ったことを少々悔やみましたが、今回もまたいい人たちとのご縁が出来ました。


  「うずみいう 茶漬けのような 料理喰う 鯛やまつたけ 驚くばかり」

  「しまなみを 巡る海道 行き帰る 初秋の海は 穏やか凪て」

  「バラの酢と 食べるラー油を 見せながら 嗜好の変化 話すも通じず」

  「驚いた 私主役の プロモーション 穴があったら 入りたいよう」 

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