shin-1さんの日記

○人間牧場の芋畑に案山子が立ちました

 実りの秋を迎えましたが、この頃になると何故か自然界の動物たちも実りの秋を感じるのか、各地から鳥獣の被害が報告されるようになりました。その際たるものはイノシシで、西条市千町の棚田で米や蕎麦を作っている友人の高橋さんも、折角丹精込めて作った稲も大被害あったと、メールに書き込みがありました。農作物を作った経験のある人なら、私と同じように同情するし、ましてや過去に鳥獣被害になった人なら、深い悲しみや悔しさに胸を痛めるのです。

 わが人間牧場の芋畑も5年前に作り始めた時、イノシシによる全滅の被害に合いました。私も参加した子どもたちも相当なショックを受けましたが、その後は網で芋畑を囲うなどしたお陰で、大した被害に遭うこともなく今日を迎えていました。ところが先日網で囲った入り口の網がこじ開けられ、イノシシが3分の1を食べてしまったのです。そしてつい最近はハクビシンと思われる動物が侵入し、以前の被害と合わせると約2分の1にもなってしまったのです。

 このままだと、10月16日に予定されている収穫祭の開催も危ぶまれることから、二つの方法を考えました。まずひとつはこれ以上被害を出さないための自衛手段として教育委員会の赤石主事さんが、大栄地区の徳永さんに掛け合って案山子を2体借り受けて設置することにしました。先日赤石さんから送られてきたメールに添付された案山子の写真は、案山子にビニールの合羽を着せた何ともユーモラスなものでした。折角借りた案山子が濡れては大変と赤石さんの苦肉の策のようです。

若松進一ブログ
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 イノシシが入った入り口付近でまるで人が立っているような雰囲気です。またもう1体はハクビシンが木によじ登って進入したであろう杉の木の根元に置かれたようです。この2体の案山子がこれから約3週間、24時間体制で眠ることもなく監視をしてくれるのです。

 案山子の効果が期待できるようなら、来年は面白い案山子を作ってコンテストでもしたらどうかと、ワクワクしたアイデアが浮かんできました。

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 さてもう一つの対策は、イノシシに食べられた分の芋を確保しなければなりません。これはわが家の家庭菜園で作っているサツマイモをすこし早めに掘って、当日人間牧場へ運ぶという作戦です。すでに下見や打ち合わせも終り、何とか収穫祭は開けそうです。

 あとは綴じtの楽しいプログラムをどう組み立てるかがポイントになりそうです。いつの時代も世の中何とかなるものです。

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(わが家の家庭菜園の芋畑)

  「イノシシに 芋を半分 食べられた 今度は案山子 脅しが効くか」

  「秋来れば イノシシさんも 芋狙う 人間様と 同じ考え」

  「余りつる 勿体ないと 菜園に 植えたお陰で 収穫できそう」

  「イノシシと 毎年知恵を 競い合う どちらが勝つか 分からぬけれど」

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shin-1さんの日記

○ミョウガを食べ過ぎるとものを忘れるって本当かな?

 人間の好みは年齢によって変わるものだとしみじみ思います。子どもの頃はトコロ天や蕎麦など自宅で作っていたためか、美味しいと思ったことは一度もありませんでした。ところがこの年齢になるといつの間にかトコロ天も蕎麦も大好物となっているのです。特にトコロ天は海沿いに面した町でトコロ天の原材料となる天草が沢山採れることから、退職後の最近は自ら海岸に出て天草を確保しているため、妻がしょっちゅう作ってくれるため、海草は身体に良いという神話を間に受けて、せっせと食べているのです。自分が採ってきて乾燥保存しているヒジキやワカメとともに天草もわが家では大事な食料品の地位を築きつつあるようです。

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 昨日は久しぶりの雨でした。昨日は締め切り間近な原稿が2本ほどあったので、わが書斎でシトシトと降る戸外の雨を見ながら原稿書きに熱中しました。お陰で静かな環境の中で2本とも原稿を書き上げ、インターネットのメールで写真とともに送付し、少し肩の荷がおりたような感じがしました。

 原稿を書く途中気分転換のつもりで裏庭の直ぐ裏にある林の中へ、長靴を履いて入りました。何年か前に数株植えたミョウガの茎がかなり増えていました。根元を見るとミョウガの芽に白い花がいっぱい咲いていました。秋ミョウガというのでしょうか、そこら辺に沢山あるものですから、少し嬉しくなって夢中でボールにいっぱい取りました。外の水場で花柄を取り除き綺麗に水洗いをして台所に持ち込むと妻が、「まあ綺麗なミョウガ美味しそう」というものですから悦に入って再度はやしに分け入り、見境もなく発泡スチロールのトロ箱に殆どいっぱい取りました。はてさてこのミョウガをどうしようか思案した挙句、とりあえず近所に住む姉や叔母宅へおすそ分けしてあげ、大層喜ばれました。

 残りのミョウガは梅酢漬けにしようと相談がまとまりました。妻はミョウガに計量器で塩を計って漬物用のポリバケツに入れ、重石を乗せました。今朝見るとミョウガは塩漬けにされて漬物と同じように漬け汁が上がっていました。多分今日は妻が仕事から帰れば梅酢に本漬けされるのでしょうが、仕上がりが楽しみです。

 私たちが子どもの頃は、ミョウガなど苦くてとても口に出来ない嫌いな食べ物でした。今はミョウガを刻みそこへヒシオ味噌とチリメンジャコを入れると、飛び切り上等な美味しい一品となるのです。新米の美味しい季節ですが、これがまた熱々のご飯によく合うのです。

 子どもの頃祖母から聞いた民話には、ミョウガの話が出てきました。ある旅籠に金持ちらしき羽ぶりの良さそうな旦那が泊まりました。旅籠の老夫婦は滅多に来ない金持ちの泊り客を歓待しました。ご馳走や酒で上機嫌になった泊り客に、どれ程食べてどれ程飲んだか忘れさせるために、ミョウガを沢山食べさせたのです。やがて朝が来ました。老夫婦も昨晩ミョウガを沢山食べたため、泊り客は金を払うのを忘れ、老夫婦も金を貰うのを忘れてしまったという、何とも長閑なお話です。

 私も昨夜は双海中学校の学校評議委員会があって、帰宅ご遅い夕食となりました。妻はミョウガとチリメンジャコを味噌で和えて食卓に出してくれました。美味しかったのは良かったのですが、妻の顔も妻の名前もすっかり忘れてしまっただろうと思いきや、「お父さん、先日の買い物のお釣りはどうなったの」と、要らぬことまで思い出していました。どうやらミョウガを食べると物忘れをするということわざは当てにならないようでした。


  「裏山に ミョウガの花が 満開に 近所裾分け 美味しい夕餉」

  「昔から ミョウガ食べると もの忘れ すると戒め 本当か?か」

  「ミョウガ食べ 忘れることを テストする 何のことない ごまかしバレる」

  「二三日 すればミョウガの 梅酢漬け 食卓上る 楽しみ増える」 

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