○運転免許証の更新
昭和48年に免許証を取得していますから、車に乗り始めてもうかれこれ37年が経ちました。幸いにも命を落としたり大怪我をすることもなく、また相手に怪我を負わせることもなく、今日まで運転が出来たことを嬉しく思うのです。運転免許を手に入れたころはおおらかな社会で、酒を飲んで運転してもビール一本くらいなら大目に見てもらうような時代でした。ところが相次ぐ飲酒にが原因と見られる悲惨な事故が相次ぎ、最近では飲んで運転した人は当然のことながら、飲ませた人も飲んだ人と同乗しただけでも罰せられる厳しい刑罰を受けるのです。
私の誕生日は10月3日ですが、誕生日の一ヶ月余り前の先日、一通の免許証更新を知らせるハガキが届きました。これから1ヶ月の間の都合の良い日にと思っていましたが、善は急げとばかりに今日出かけることにしました。8時30分から受付ということなので、指定された運転免許センターのある松山市勝岡町へ、朝7時過ぎに自宅を出て出発しました。出勤時間のため空港どおりは混むだろうと予測して出かけましたが、あにはからんやスムーズで、8時30分には高浜経由で到着しました。
平日でもあるので更新者も意外と少なく、混雑することもなく手続きを済ませました。現在の免許証の更新交付を受けたのは5年前ですが、手続きが機械化されたり、一番変わっていたのは免許証に本籍地の記入がなくなっていることでした。勿論免許センターの台帳にはちゃんと登録されているのでしょうが、免許証を使った悪質な詐欺被害が後を絶たないための苦肉の策でしょうが、いただいた免許証の本籍の欄が空白なのを見ると、思わず「記入漏れでは?」と錯覚しそうでした。
また最近問題になっている半ば半強制的だった交通安全協会の加入も、拒否すれば会費1500円を払わなくてもいいようなことにもなっていました。私は免許証を持っている人間の当然の義務だと思い、進んで会費を納入させてもらいました。
実は大きな声では言えませんが、私はこの5年間でスピード違反と携帯電話、それに一時停止違反で切符を切られていて、反則金を3回納付しているのです。点数は3点ですが、そのことが理由で優良運転者にはなれず、2時間の法令講習グループに回され、しかもいただいた免許証は3年間なのです。自分の不注意が招いた当然の仕打ちなので、潔く講習を受け、今後は違反しないように、又事故を起こさないようにと心に固く誓った次第です。
この五年間、交通を巡る社会は大きく変化していて、事故や違反は後を絶ちませんし、そのことに対応して道路交通法も随分厳しくなっています。飲酒運転は勿論のこと、後部座席に座っている人もシートベルトをしなければ、罰則の対象となるのです。
今回の免許証更新は、交通安全への思いを新たにするいい機会となりました。これからも安全運転に気をつけて車に乗りたいと思いました。
「運転の 免許更新 本籍の 欄が空白 悪用防ぐ」
「違反者を 集め講習 その一人 なりて自戒の 耳を傾け」
「この五年 事故にも遭わず 更新す 次回無事故 無違反誓う」
「無意識で 運転してる ふと我に 帰る機会に 更新なりて」