〇増える不耕作地とささやかな花畑
このところ体調不良が続いていましたが、少し回復の兆しが見え始めたので、1日1万歩を目指すウォーキングを再開しました。妻からは余り無理をしないように注意を受けているので、こっそりこっそりのウォーキングですが、運悪く一昨日四国地方は梅雨に入り気分をそがれた感じです。それでも昨日は長靴を履き雨傘を差して、梅雨の風情を楽しみながらのんびりゆっくり無理をしないように歩きました。
田植えの終った近所の田圃の早苗も、日増しに伸びて大きくなり、周りの緑は一段と濃くなってすっかり夏モードですが、ウォーキングコースのあちこちには不耕作の田圃や畑が目立つようになりました。山間僻地のの山奥ならいざ知らず、街がかった平地の不耕作地が増える姿は、自分にはどうにもならないことだけに、どこか寂しく感じてなりません。その中に一ヶ所だけ数年前お米作りを諦めた田圃があります。持ち主のお二人は私より少し若いので、そのかなり広い田圃を花畑に替えて楽しんでいます。
この時期は立ち葵の花やバラ、アジサイ、ショウブなどの花が満開で、道行く人の目を楽しませています。私も昨日はデジカメをぶら提げてウォーキングに出かけ、人の花畑ながら黙って花畑の外から一人花見をさせてもらいました。花畑の持ち主の夫婦は暇さえあれば畑に来て、雑草を取ったり花の手入れをしているだけあって、管理が行き届いていて見習う点が沢山あります。時々ウォーキングの途中でバラやアジサイの切り花をいただきますが、アジサイの枝は挿し木にして増やし、人間牧場のアジサイ畑に移植して楽しんでいます。田圃を荒らした人がこの花畑を見て、「花を作る暇があったら田圃を作る」と言い訳を言っていましたが、考えさせられる光景でした。
「ウォーキング コースに増える 不耕作 田圃見ながら 心が痛む」
「米作り 止めた田圃に 花作り 季節の花が まるで天国」
「デジカメで 花の彩 写真撮る 心和んで 二人の顔が」
「牧場の アジサイの苗 この畑 いただいたもの 挿し木で増やし」