人間牧場

〇大雨で広島県尾道での講演会中止

 前日の夜、広島県尾道市役所から電話が入り、「雨が強く降りそうで、水防本部が設置されたり避難所が開設された場合は、予定している講演会を中止せざるを得ないので、そのつもりでいて下さい」とのことでした。昨日の朝になって「今のところ雨は降っているが夕方には小康状態のようなので、講演会は予定通りやります」との連絡を受け、身の回りの細々をしながら準備をしていると、担当者から再び電話が入り「水防本部や避難所が設置されたので、講演会は中止することになりました」とのことでした。

 こればかりはどうしようもないことなので、昨日一日はぽっかり空いた時間を有効に生かすべく、書斎にこもり締め切りの迫っている原稿書きを始めました。原稿用紙10枚程度の少し長めの原稿なので、いつもやるように4~5本柱立てをして、とりあえず2~3枚程度ずつ書き進めました。尾道の中止決定が正解だと納得し、降る雨を窓越しに眺めながらパソコンに向って集中した結果、まあそれなりですが、夕方までにかなりの部分の荒書きを終えることができました。

 実は今日も最初ラジオ番組の出演が予定されていましたが、これも向こうさんの都合で急遽中止になり、今日も人に会う予定キャンセルで、スキルダウンといった感じです。私は妻から「まるでマグロのような人間」だと言われています。つまり動き回ると元気が出て、休むと元気を失うようなのです。マグロは生まれてから死ぬまで動きを止めることなく泳ぎますから、的を得た表現だと納得し、「マグロ類似人間」にして「マルチ人間」を目指して生きています。原稿書きは体は使いませんが、能力に乏しい私は脳をかなり使います。

 降って湧いた色々な雨による中止のお陰で、晴耕雨読ならぬ晴耕雨書になりました。しかし午後3時頃、大雨警報が出たというので小学生の孫2人が少し早めに学校から先生に連れられて帰って来て、家の中が急に蜂の巣をつついたように賑やかになり、原稿書きどころの騒ぎではなくなりました。まあこれも雨の日の恵みでしょうか。今日も天気予報は午前中雨、午後曇りのようなので、畑にも出れず雨書を行い、原稿を書き上げたいと思っています。そうそう最近孫が植木鉢皿5個をウッドデッキに並べてせっせと雨水を集めています。どうやら集めた雨水を世話している朝顔にやるとよく育つという話を何処かから聞いてきたようで、雀の涙ほどのほほえましくも温かい施しに、目を細めめながら見ています。

  「大雨で 講演会が 中止だと 電話連絡 二転三転」

  「今日予定 ラジオ番組 出演も 相手の都合 中止連絡」

  「雨降って 晴耕雨読 出来ぬゆえ 晴耕雨書で お茶を濁して」

  「降る雨を 窓越し眺め パソコンで 少し長めの 原稿を書く」

 

 

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