人間牧場

〇朝顔の生垣作り

 先日小学校一年生の孫奏心が、ビニール袋に入れて朝顔の苗を3本学校から持ち帰りました。聞けば学校では一人一鉢運動として、全校生徒が色々な季節の花を校庭で育てているようですが、元気な苗を植えたものの弱った残りの苗は欲しい人に差し上げるから、自宅で育てて下さいとのことのようでした。奏心は私に手伝って一緒に植えて欲しいとのことでした。

朝顔が伸び始めた竹垣
朝顔が伸び始めた竹垣

 ビニール袋の中を開けて見ると中から出てきた苗は弱っているどころか、2キロもある通学路を、ためらいもなく振り回しながら持ち帰ったためグジャグジャで、一本はまあまあながら後の2本はちぎれたり折れたりして、多分植えてもつかないだろうと思いましたが、懇願するのでプランターに土を入れ、二人で植えました。奏心はジョロで1~2度水をやったようですが、その後はその存在さえ忘れているようでした。

 ところが先日、まあまあだった苗が伸び始めたのを見つけ、今度は生垣を作って欲しいと頼まれました。菜園用の長い青竹を3本、脚立に上って屋根にくくりつけ、横竹を組んで昨年使ってしまっていた、園芸用網を取り付けてやりました。よく見ると多分駄目だと思っていたあとの2本も驚異的な回復を遂げ、生育は遅れているものの何とか生き延びているようでした。このところ足繁く雨が降るお陰で、一本はその後順調に網に絡まり上り始めました。

 この分だと今年も朝顔の綺麗な花を見ることができそうです。子どもにとって植物を育てることは優しい心を育む上で大いに役立ちます。3年生の兄希心は鉢皿を5枚傍に置いてせっせと雨水を貯めているようです。どこで聞いてきたのか、朝顔に雨水をやるとよく育つのだと教えてくれました。今年の夏休みには絵日記でも書いてくれたら面白いのにと淡い期待をしています。

  「学校で 貰った弱い 朝顔を 植えて欲しいと せがまれ植える」

  「折れていた 朝顔植えて 何日か よくよく見れば まるで奇跡だ」

  「青竹を 組んで園芸 網を張る 育爺仕事 お安い御用」

  「この夏も 孫が育てる 朝顔の 花が見れそう 嬉しいじゃない」

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