〇天気予報と結果
私たちが子どものころは、運動会や遠足といった行事があると、日和見に詳しい近所のおじさんの所へ行って、「明日のお天気はどうですか?」と聞いていました。今考えるとそのおじさんがお天気を決めるような錯覚をしていて、まるで占い師や祈祷師のような感じを持っていました。言われたとおり晴れたりすると、「あのおじさんは凄い」と思って感謝したりしたものです。
最近は気象衛星から送られてくるデーターやその解析技術の向上によって、天気予報が高い確率で当たるようになってきました。しかしそうした技術の進展した現代でも、3日先の予報まではまったく当てにならないのです。私は今年度から気象クラウドという気象システムを自分のタブレット端末に、親友清水さんの協力を得て入力しています。それによると週間天気で先週の土曜日は晴れでした。その日が近づいた3日前から72時間の1時間ごとの天気もお日様マークがずらり並んで、これなら大丈夫と、気象クラウドの天気予報を「さすが」と思いました。
ところが前日にタブレットで気象クラウドのデーターを見ると、お日様マークはいつの間にか姿を消し曇りマークがずらり並んで、朝起きると弱い雨が降っていて、午前中は傘マークに変っていてがっかりしました。これは気象クラウドが悪いのではないのに、やり場のない不満から、ついつい「何だ!!、気象クラウドも当てにならない」と八つ当たりしてしまいました。それでも雨の中でプログラムを進めなければならない責任者としては、気象クラウドしか頼ることも出来ず、結局タブレットで定点人間牧場の1時間ごとの予報を見ながらプログラムを消化しました。直近の気象確率は高く、雨が降っているけど1時間後には上がる予想が的中し、多少雨の洗礼は受けましたが、まあ何とか無事終えることができました。
天気予報の予報と結果は違うことを実感しましたが、1時間、2時間先の予報の確立は高いことも実感しました。私がタブレット端末で気象クラウドの人間牧場のデーターを見ながらプログラムを進める様子を見て、スタッフの皆さんは「凄いですね」と誉めながら一緒に見ました。「凄い」と言ったのは、気象情報をしっかりと利用している私の姿なのか、71歳になった年寄りの私がタブレットや気象クラウドを使っている驚きなのかは分りませんが、転ばぬ先の杖としてタブレットや気象クラウドを使えるようになった私は大したものです。
「お日様の マークずらりと 並んでた ところが前日 一転雲マーク」
「天気だと 言ってたくせに 雨だとは 気象クラウド 信用したのに」
「クラウドの せいで雨だと 勘違い 冷静になり そのこと気付く」
「一時間 前の天気先読みし 生かせる私 大したものだ」