shin-1さんの日記

○肱川丸山しゃくなげ園を訪ねる

 桜が散ったと思うと今度は藤やぼたんなど、あちこちから花の便りが届いて、花大好きな私たち夫婦の会話の中にも、これまで訪ねたことのある話題がテレビなどで紹介される度に、その時の様子を懐かしく語り合うのです。花の話には食べ物の話がつきもので、「あそこの団子が美味しかった」とか、「帰りに食べたうどんは忘れられないからもう一度行こう」などと、他愛のない話に花を咲かせているのです。

 数日前テレビで、「大洲市肱川町丸山公園のしゃくなげが見ごろを迎えている」と紹介がありました。春に咲く花の命は短いので、早くしないと見れないかも知れないとあせる心を感じつつ、昨日の日曜日の午前中妻と二人で出かけました。

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 途中人間牧場へ立ち寄りました。昨年友人である桜井啓子さんたちの一行が人間牧場へ来られた折のお礼にと、桜井さんから贈られた立派な座布団20枚を乗用車の後部座席とトランクにいっぱい押し込み運んだのです。妻は忙しく毎日働いているため、人間牧場への立ち寄りは一年ぶりだそうです。草も全て刈り終わり倉庫や部屋もそれなりに片付き、指令に掃除されている姿を見て満足した様子でした。

 行き返りの道で隣の西嶋さん宅の満開になった八重桜の花を見ました。桜前線の北上と共に一斉に咲くソメイヨシノも美しいのですが、この遅めの時期に咲く八重桜もまた味がありました。この桜を見ながらふと新婚旅行で出かけた島根県隠岐の島で妻と二人で見た八重桜のことを思い出しました。私たちが結婚したのは昭和45年5月5日でした。新婚旅行は明くる日出発でしたから確か5月8日だったのですが、緯度の高い隠岐の島ではその時八重桜が満開でした。

 人間牧場から海岸国道378号を通り、長浜~大洲~肱川と肱川沿いに約一時間で丸山しゃくなげ園に到着しました。しゃくなげ園の駐車場で懐かしい人に会いました。富永廣次さんです。富永さんは大洲市役所の職員ですが、合併前の肱川町職員時代にまちづくりセンターへ出向していた折知り合いました。しゃくなげ園は富永さんの親が丹精込めて整備していたものを市に寄付されたのです。もう何年も会っていませんでしたが、懐かしい出会いとなりました。

 園内のしゃくなげは少し盛りを過ぎていて、前日の雨で散ったものもありましたが、見事な花を咲かせていました。特にしゃくなげに混じって咲く濃い目の覚めるような黄色いやまぶき7の花に心を奪われました。

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 園内を一巡しましたが、遊歩道や休憩施設も随分整って、のんびりゆっくり出来ました。園内には午前中にもかかわらず沢山の人が訪れていて、何人かは顔見知りの人もいて、気軽に声を掛け合いました。妻は入り口の売店で花の苗を買ったようです。駐車場も無料、入園料も無料で帰るのはどこか悪いような気がしたとのことでした。

 持参したカメラの電池が充電不足で注意ランプが点灯するのを気にしながら、田舎のおばさんをモデルに撮影会を試みましたが、花の美しさとは対照的に散り際の花のような妻は一見××しく見えましたが、まあオンリーワンですからそれなりに撮影できたようです。

 大洲で昼食を取り、帰宅後デジカメで撮影した写真をプリントアウトして妻にプレゼントする手際のよさも、夫婦円満の秘訣かも知れませんね。

  「しゃくなげが 綺麗ですよと いう話 誘われ出かけ 心洗濯」

  「妻モデル 撮影会は 電池切れ お陰で夫婦 溝が入りて」

  「八重桜 見ると新婚 思い出す 隠岐の島にて あれから何年」

  「久方に 友に出会って 懐かしく 若かりし頃 思い出しつつ」 

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