shin-1さんの日記

○春は人事異動の季節です

 春は人事異動の季節です。4月1日付で異動した人がわが家へは連日のようにあいさつに来てくれます。事務所を持たない私ゆえ、相手から挨拶に行きたいとアポの電話がある度に、家の横の私設公民館煙会所か少し離れた場所にある人間牧場かを選んでもらい対応するのですが、アポなしで突然来る人の場合は選ぶことも出来ないので、当面は四畳半の中ほどに囲炉裏の切ってある煙会所か屋外夕観所を使って対応するのです。

 昨日は午前中3組の来客を自宅でもてなしました。朝9時に「今シーサイド公園に立ち寄っている。顔を見て帰りたい」と広島の田中さんから電話が入り、迎えの車を走らせてわが家へ案内しました。一人かと思いきや20人乗りのマイクロバスでぞろぞろです。妻も仕事に出かけていてお茶も出すことが出来ず、煙会所と海の資料館海舟館を見学し、夕観所で私の短い話を聞いて、三崎半島へと先を急いで帰って行きました。

 続いて伊予署の本田生活安全課長さんと青少年係の大町さんがお見えになりました。三男息子の上司に当たる方で前もって連絡をいただいていたので、妻は失礼とは思いつつ、私が採集してきた天草を使って昨晩自分で手づくりしたゼリーを、冷蔵庫に用意してくれていて、お茶と共に煙会所へ運んで談笑しました。青少年指導に関するお話を交わしている最中、浮遊センターの班長になった日野さんが、この春退職して再雇用した岡山さんと二人で訪ねて来られました。バッティングしたため少し待ってもらって課長さんたちが帰られた後談笑しました。


 日野さんも岡山さんも私が現職中に生活改善運動などでお世話になった女性です。二人と懐かしい思い出話や今の農業について話しながら、時代の急激な変化の中で一つの時代の終わりを感じました。と同時に新しい時代にどう対処して行けばいいのか、智恵の出しどころのようです。でも変わらないのは暮らしや活動の中心に人がいるということです。急ぎ過ぎはスローに、デジタル万能はアナログに、視点を変えて心豊かに生きる落ち着いた心を持てば人生は結構楽しいものなのです。多分私が見本かも知れないと思いました。

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 昼ごはんを食べて一服した後、身支度を整えて人間牧場へ向かいました。人間牧場には既に西予市役所からお二人の職員が到着していました。迷うことなく人間牧場へ約束の時間前にやって来るなんてさすがです。西予地域づくりグランプリを担当していた沖本さんが異動で変わり、えひめ地域政策センターに出向していた三好さんとこの春愛媛県庁から出向した稲垣さんが担当するそうです。一通り説明を聞き意見を述べ合いました。

 やがて私と一緒にこの2年間、地域づくりグランプリの審査委員をしている前田さんが松本さんの案内で牧場へやって来ました。前田さんは確か牧場へ来たことがあるのですが、不案内なため松本さんに道案内を頼んだようです。話の途中で6月に女性認定農業者の研修会を人間牧場で行う打ち合わせのために平岡係長さんと眞田さんがやって来ました。これもバッティングしてしまい、グチャグチャになってしまいました。まあいいかと思いつつ沢山の人に巡り会った一日でした。少々お疲れモードでした。

  「指折りを 数えてみたら 驚いた 午前と午後に 人が来る来る」

  「この季節 替わって来たり 去りし人 人生模様も 色々あって」

  「この歳に なっても私 必要と 思ってくれる 人あり嬉し」

  「煙会所 人間牧場 大繁盛 人も仕事も 愛に集まる」

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○今が名残の椿の花

 菜の花や桜など、冬の寒さゆえ待ち焦がれて咲いていた春の花もいよいよ終わりが近づいてきました。わが家の前に聳える本尊山の雑木も日増しに燃えるような若草色に替わり、見事な借景となってわが家に来るお客様は一応に感心し、「いい山ですね」と褒めてくれるのです。山といえば杉や桧の美林が何となく値打ちがあるように思われますが、冬枯れ、芽立ち、新緑、若葉、紅葉と季節によって彩を変える雑木林は趣きがあって、季節感を味わうことができるのです。

 こんな晩春の季節に控え目に咲いているのが椿の花です。わが家の庭には名花といわれる椿、人間牧場界隈には野趣に富んだ藪椿が無数にあって、今が盛りと咲いています。残念ながら桜の花の美しさの陰に隠れて脇役に徹していますが、私はやぶ椿の清楚な姿が大好きで、藪椿の花が無数に落ちた姿もこれまた美しいと感心して見つめるのです。藪椿は今週いっぱいが見ごろなので、見る人もなくひっそりと咲いている花たちをしっかりとこの目でめでてやりたいと思っています。

 わが家の庭の隅に綺麗な椿の花が咲いているのを見つけました。多分これまでだと「ああ綺麗に咲いているな」くらいしか感じませんでしたが、ブログを書くようになってから、特にブログ用にデジカメを使って写真を取り込むようになってからは、観察力が旺盛となり、その花の一番いい顔をしているアングルから眺めたり、花の中まで食い入るように見つめて撮るのです。そして時にはインターネットで花の名前を調べたりして楽しんでいるのです。ブログやデジカメを始めて自分の季節に対する向かい合いが随分換わったような感じがするこのごろです。

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 一本の木の花にも遅咲きと早咲きがあって、既に咲く役目を終えて地上に落下したり、花柄を残して無残な姿をしているものもあります。また今が盛りと咲いているものもあればまだ蕾のようなものまであります。多分日当たりによる温度や、枝の位置によって微妙に違うのでしょうが、まとまって木全体で花を楽しむのも一興、花の一つ一つを楽しむのも一興です。最近は透明のコップに水を張り、水中花として楽しむ術を覚え、殺風景な書斎の机の上を野趣豊かに飾ってくれるのです。私も中々風流なところがあるようです。


  「庭の隅 名残の椿 ひっそりと 愛でてやりたい 心境なりて」

  「この広い 世界で私 ただ一人 だけしか見ない オンリーワン花」

  「名も知らず ひっそり咲いて 散る椿 行く春長閑 遠くで汽笛」

  「ブログ用 デジカメ持った お陰にて 季節十分 楽しみながら」

 

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