shin-1さんの日記

○妻と二人で夕暮れのドライブと池久保盆踊り見学

 昨夕授業を終えて大学から自宅に帰ると、人間牧場近くの西嶋さんから、頼んでおいたブドウを収穫したので取りに来るよう電話が入りました。人間牧場も前夜泊まった西川さんや脇田さんが片付けてくれたようなのですが、点検もしたいし池久保の盆踊り見学の誘いもあったので、妻を誘って出かけました。

 山道なので乗用車ではなく田舎のオープンカーに乗り込み、夕暮れの海岸国道を窓を開けて走りました。心地よい風がふたりに当たり、何ともいえない清々しさでした。右に広がる海は夕凪で、その向こうには日本一と自認する夕景が見え、まるで私たちとランデブーしているようでした。

 石久保の山内さん宅前の路側帯に車を止めてしばし雄飛の鑑賞と洒落てみましたが、妻と二人で夕日を見るのも何年ぶりのことでしょう。二人が感嘆の声を上げながら見ていると、国道のあちこちにも私たちと同じように車を止めて夕日を鑑賞をしている人が見受けられました。空は少しガスがかかっていて、その分サーモンピンクに染まった夕景は見事でした。

若松進一ブログ

 西嶋さん宅でブドウを受け取り、人間牧場へ行きあちこちを点検しました。運よくトイレの電気の消し忘れを見つけて電気を落とし、お墓に供えるシキビに枝を切りました。妻はウッドデッキに座りしばし幽玄の世界に浸っているようでした。私は再三再四日常的に人間牧場へ通っていますが、妻は忙しくていつも人間牧場の裏方として準備や片づけをしてくれるだけなので、まだ人間牧場へはほんの数回しか来ていないので、人間牧場の草刈などがきちんと行われ、掃除も行き届いているのに感心した様子でした。

 池久保のお地蔵さん辺りから太鼓の鈍い音が聞こえだしたので、急いで車で盆踊り会場へ向かいました。いつも人間牧場の来客が車を止める市道脇の場所に車を止め、急な坂道を二人で歩いて登りました。うっそうとした杉林参道はもう夜の帳が下りて、私の照らす懐中電灯を頼りにしました。

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 やがて盆踊り会場に着くと盆踊りはもう始まっていました。殆どが地元の人ですが、青島から伝わったという盆踊りはそれは質素です。でもかつて私がこの盆踊りを愛媛県の心を豊かにする公民館活動の指定を受けて掘り起こしたことや、太鼓の新調相談に応じて宝くじ助成金を100万円余りいただき、手助けしたことが懐かしく思い出されました。

 この集落も過疎や高齢化、少子化で限界集落になりつつあります。同級生も二人いますが私と同じ年齢なのにどこか活気もなくなりつつあるような感じがしました。

 本当は踊りの輪に加わりたかったのですが、持っていたデジカメで何枚か写真を撮って1時間余りで早々に引き上げました。妻は思いもよらぬ盆踊りの見学にいたく観劇した様子でした。

  「妻を乗せ 海岸国道 ドライブだ オープンカーの 風も爽やか」

  「まあ綺麗 日本一と 言う妻に 得意になって 夕日説明」

  「そういえば あんなこんなが あったっけ 太鼓聞きつつ 踊りを見つつ」

  「ほの暗い 灯り照らされ 踊る人 先祖供養の 祈りを込めて」 

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