shin-1さんの日記

○伊能忠敬の足跡をたどる小さなウォーキング②

 双海町高野川から伊予市森の海岸まで真夏の道を歩く途中で、かなり大規模な土砂崩れの現場を通りました。崩れた土砂が海まで迫り、倒れた木々が行く手を阻んでいました。私道や県道、国道であれば完全に通行止めで新聞沙汰になるのでしょうが、訪れる人も殆どいない自然海岸なので、このまま風雨にさらされ、理科の教科書に出てくる、谷や渓谷の成り立ちのような運命を辿るのでしょう。

 横倒しになった木々の下をまるで障害物競走のようにくぐり越えると、向うに目的地である森の海岸やしおさい公園の体育館の屋根が見えてきました。

若松進一ブログ

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 一行は影を選んで3回目の給水休憩を取りました。真夏の暑い時期なので熱中症にでもなったら大変と、一般参加で同行した井上保健師さんの助言を得ながら休憩し、記念写真を撮りました。竹田一男さんや若松良樹さんなど高齢者教室参加の皆さんも元気に歩いていただきホッとしました。

 歩いたメンバーの中には年輪塾や史談会で一緒に学ぶ松本さんや中尾さんもいて、色々なことを話しながら歩くことが出来ました。

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 やっとたどり着いた森の海岸には県指定天然記念物埋もれ木の存在を示す看板がありましたが、この埋もれ木が1500万年前のものであることに子どもたちは驚いた様子でしたが、そこから体育館まではまだ少々距離があるため、教育委員会の配慮で小さなマイクロバスをピストン輸送して乗せてもらい、冷房の効いた体育館の中へ揃って入りました。

私たちは伊能忠敬の足跡を訪ねるだけのウォーキングでしたが、伊能図を見に来ていた他の人よりもはるかにいい経験をさせてもらいました。会場では実行委員長で双海町出身の武智利博さんや、双海史談会の磯田会長さん、事務局の門田さん、岡崎さんなどとも出会い、早速伊能図の上を靴下のままで歩かせてもらいました。

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  「空青き 真夏の浜を 黙々と 2時間弱で 一万(歩)近く」


  「崩れたり 谷が出来たり 繰り返す 自然営み 目の当たりしつ」

  「高齢者 元気に歩く 姿見て 俺もまだまだ 弱っちゃならぬ」

  「携帯に ついた万歩の 数を見て 意外少なく 少々気落ち」

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