人間牧場

〇今月の標語

 6月も早中旬です。いつの間にか衣替えも終わりすっかり夏モードですが、書斎の壁に掛けている月めくりカレンダーは水無月で、今月の標語は「時間は自分で管理するもので追われるものではない」と書かれていることに、10日も過ぎて今朝気がつきました。退職して12年目の夏が来ましたが、自由人のレッテルを貼っていながら、「何でこんなに忙しいの?」と自分でさえ思うほど毎日が忙しく、正直なところ時間に追われているような感じがしています。

今月の標語
今月の標語

 人間誰にも等しく与えられた1日24時間という時間を、どのように過ごすかは人それぞれですが、私の場合一日の日課は今のところ概ね朝4時に起床、夜11時に就寝を基本に過ごしています。その間一日一万歩を目指すウォーキングに1時間半、一日2本を目指すブログ書きに2時間は定期便のように組み込まれていて、後の時間は講演に出かけたり会議に出席したり、晴れた日には家庭菜園に出たり人間牧場へ行ったりして主に町内で過ごしていますが、まあそれなりに充実した健康的な日々です。

 健康的な日々と思うのは、健康的な体調と人に出会うことによる安心感でしょうが、人間は①経済的ゆとり、②人間的ゆとり、③空間的ゆとり、④安心安全的ゆとり⑤文化的ゆとり、それに⑥時間的ゆとりという概ね6つのゆとりが必要だと思いますが、今は「時間的に追い詰められている」程ではないものの、時間的ゆとりが少々欠けているように思います。まあ日々それなりに充実感もあるので気にはしていませんが、この歳ですからもうそろそろのんびりゆっくり過ごさなければなりません。

 ある人が私のことを、「まるでマグロみたい」と表現されました。マグロは生まれてから死ぬまで、速い速度で泳ぎ続け、泳ぎを止めた時は死ぬのだそうです。私の速度はハマチ程度かも知れませんが、言い得て妙なる表現にはある意味当たっているような気もしています。ある水族館が水槽にマグロを入れ、群れて泳ぐ姿を売りにしようと試みたそうですが、マグロの殆どは原因不明で死んでしまいました。大海ならいざ知らず、狭い水槽の中を猛スピードで泳ぐと、透明な水槽を大海と錯覚したマグロは水槽の壁にぶち当たって死んだのではないかと推察できます。私も見えない壁にぶつからぬようくれぐれも用心したいと思っています。

  「今月の 標語時間を 管理せよ 追われちゃならぬ きつく誡め」

  「気がつけば まるでマグロの ようですと 言われ納得 拳拳服膺」

  「目に見えぬ 壁に身体を ぶつけぬよう 少しのんびり ハマチくらいに」

  「なぜだろう この歳なっても 忙しい 少しのんびり したいけれども」 

 

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