〇竹取の翁
「竹取の翁」といえば何となく昔話のようですが、「翁」は老人の呼び名なので、71歳の私が竹を切ったらそう呼ばれるだろうと思いながら、昨日は有害鳥獣から植えたスイカを守るために囲いを造る材料調達のため、竹を切りに出かけました。今までは頭の中で考え闇雲に切っていましたが、今年は段ボールの切れ端に鉛筆で概略図を画き、メジャーで採寸して、3.5m6本、4m4本、予備それぞれ2本ずつの合計14本の切り出し計画です。
竹薮は唐崎に嫁いでいる妹の家のもので、既に了解を得ているので、毎年この時期になると竹切りに出かける勝手知ったる場所です。昨日はあいにく曇っていて、竹藪は昼なお暗い感じがしましたが、軽四トラックを道の端の少し広い所に止めて、適当な大きさの竹を見繕い、12本切って道まで出しました。その後枝打ちをして持参したメジャーで3.5mと4mに切り、造作もなくトラックの荷台に荷紐で落ちないよう固定して持ち帰りました。
帰路の途中、北風建設の作事小屋前で社長さんに出会いました。社長さんとは水産高校に在学中、一年間一緒の部屋で下宿生活をした深い間柄です。たまたま作事小屋の前で雑木切りをしていた元特産品センター所長の大野さんとも顔を合わせ、3人で四方山話に花を咲かせました。竹の切り時は8月であることや私を含めて3人とも蜜蜂を飼っているので養蜂の話など、面白い話をいっぱい聞きました。大野さんがドングリから育てているクヌギの苗木を秋にいただく口約束までしました。
帰宅後スイカ畑に入り、敷き藁をして順調に育っている4本のスイカのツルに傷をつけないよう慎重に、既に打ち込んでいる鉄パイプに縛り付けて竹を組んで行きましたが、事前に概略図や採寸をしていたので、思ったより早く、思った以上の出来栄えで昼前一通りの作業を終えました。間もなくスイカが実をつけ始めます。既に何個かはその走りが見られますが、そろそろ時機を見て漁師さんから貰っている魚網を天井と周囲に張り巡らせようと思っています。順調に行けば7月の終わりごろには大好物のスイカが食べれることでしょう。
「竹取りの 翁と自分 思いつつ 竹切り出かけ ゲットしました」
「概略図 書いたり採寸 準備した お陰でスムーズ 囲いが出来た」
「立ち話 四方山話に 花が咲く 同年代は 似たよな話題」
「来月は 好物スイカ 今のとこ 楽しめそうだ 気を引き締める」