○下関に来ています
今日の朝松山観光港を出発して高速船で広島県呉港まで行き、そこからローカル線に乗って竹原市忠海まで行きました。忠海公民館長さんとは10年来の付き合いなので、開講式の記念講演を頼まれたのです。今日の瀬戸内海は前日の好天気と打って変わって雨が激しく降り、海にはまるで墨を流したように濃い霧が発生し、ひょっとしたら船が欠航するのではないかと心配しました。また呉の港に降り立つと激しい雨に見舞われ、重い荷物を両手に持って傘を差していたため、かなり濡れてしまいました。
最初の行程計画では広島宇品まで行き、市内電車で広島駅から新幹線で三原まで行き、ローカル線に乗る予定でしたが、途中で変更して呉から忠海を目指す行程に切り替えられたのも、やはり旅慣れているためのなせる業だと自分に納得をさせました。
忠海公民館に電話をかけ、雨のため忠海駅まで迎えに来てもらうよう頼みました。駅に着くとボランティアの方が出迎えていただき、過去に2回講演で訪ねたことのある懐かしい忠海の公民館に到着しました。忠海の公民館は昨年度の全国国優良公民館として文部大臣表彰を受けていて、竹本館長さんたちの長年の苦労が報われた感じがしました。
公民館の大ホールはほぼ満員で、私の話は午後2時から90分、「まちづくりの新しい風」と題して楽しい話に終始しました。参加者は講座の受講生で関心も高く、ひょっとしたら私が講演した中では今年最高の盛り上がりだったような気がしました。
さて講演会が終わり、私は忠海からローカル線で三原まで出て、そこから新幹線に乗り換えて新下関を目指しました。各駅停車のこだまだったため、各駅で3分から5分程度の待ち合わせ時間があって、急ぐ旅でもないのでのんびりゆっくり読書をしながら新下関へ向かいました。外は雨、社内放送だと岩徳線などが大雨のためスローダウンして運行しているため、列車の暮れが生じているらしいのです。幸い新幹線は遅れることもなく予定通り新下関に着きました。
駅には明日の講演依頼先の課長さんがわざわざ駅まで迎えに来ていただき、予約している下関市内の東横インまで送っていただき、明日の打ち合わせを終えました。
明日朝はは少しゆっくりした予定なので、今夜は旅先で一人さびしく寝ることにして、このブログを一本書いて部屋に入りました。
「新幹線 こだまに乗って 向かう先 電光表示 新下関」
「外は雨 本を読みつつ 小旅行 妻から電話 デッキで受ける」
「行く先が ここにもあった 田舎者 今日もこうして 日本全国」
「出迎えの 車乗り込み さらに先 目指して今日の 旅を終わりぬ」