shin-1さんの日記

〇おやつは甘夏みかんの冷やしたものが美味しい

 今日はこの時期としては珍しい少し強めの北東の風が朝から吹いて肌寒く、海は久しぶりに白波が立っていました。沿岸漁業の盛んなこの町では、風が吹いたといっては休み、雨が降ったといっては休みになるので、今年のような天候不順な年は体験したことがないほど休漁日が多く、特に火曜日と土曜日が市場の都合で休漁日になっているので、今日が休みだと連休になるので、今年のような天候不順では漁に出ることもまばらで、漁師さんの悩みの種となっているようです。

 まあ私もサンデー毎日ですから漁師さんと同じようなもので、今日は朝から休みとあって、知人友人に送るために甘夏みかんの収穫をしました。この時期の甘夏みかんは珍しく、知人友人に差し上げて喜ばれていますが、今日は遠方に住んでいる知人友人にダンボール10キロ箱で10箱も箱詰めして郵便局の窓口と宅配業者に取りに来てもらって発送しました。

 そして近隣の知人友人親類へは軽四トラックに積んで自分自身で宅配しましたが、皆さん大層喜んでくれました。親しく付き合っている従兄弟などは毎日私のブログを読んでいて、ブログに書いた来週のふるさと体験塾の柴餅作りに使って欲しいと、ソラマメで作った冷凍あんこまでいただき、早速帰りに共催する教育委員会に立ち寄って手渡して喜ばれました。

 甘夏みかんが豊富にあるわが家にとっては何気ない食べ物でも、工夫をして甘夏みかんの皮や実をマーマレードに加工する人たちにとっては貴重なもので、昨日も松山から何人かの女性たちがわが家へ甘夏みかんの収穫にやって来たほどなのです。

 妻はこの時期、閑さえあればテレビを見ながら手を動かして甘夏みかんの外と中の皮を剥いて、おやつ用に実を冷蔵庫で冷やして食べさせてくれるのです。少し酸味のある甘夏みかんはビタミンC豊富な飛び切り上等のおやつで、気に入って毎日食べているのです。

 わが家ももうそろそろ自家製のマーマレードを作ろうとかと妻は話していますが、今年こそは私も手伝ってそのレシピを覚えたいと思っているところです。

 この時期、甘夏みかんの木には白い花が咲いて、黄色い実とともに初夏ならではの甘酸っぱい香りを漂わせています。

若松進一ブログ

  「甘夏の みかんもぎ取り 全国の 仲間に送る ご賞味あれと」

  「甘夏の 花と同時に 実もなりて 四国ならでは 風情を醸す」

  「無農薬 ゆえに皮毎 マーマレード 加工し食べる 田舎の暮らし」

  「わが家では おやつ代わりに 甘夏を 冷やして食べる 飛び切り美味い」

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shin-1さんの日記

〇早くも分かれ道に差し掛かりました

 友人の勧めで五行歌会に入会して3ヶ月が経ちました。五行歌の意味もルールも分からぬまま、種田山頭火になったような気分で自由律詩をつくり、事務局へインターネットのメールを使い、月に一回送るという簡単な作業をするだけの気安さから、五行歌なるものが気に入っています。ところが今月はゴールデンウィークもあって、ついうっかりすっかり、送るのを忘れてしまっていました。

 ある日メールに「忘れていませんか?」とメールが届きました。慌てて前回送られてきた選評を見てみると、3枚の用紙の最後に「ぬくぬく伝言板というのがあり、そこに「次回の松山歌会は(五月八日)です」と朱書きしているのです。どうやら毎回届く歌会結果の報告に添えている、見山あつこさんの達筆な手書きの添え書き手紙が気に入って、うっとりしたり嬉しくなって次回予告まで気が回らなかったようでした。

 さて先月も皆さんの五行歌は秀作が多く、「なるほどこういう見方もあるのか」と感心しながら読ませていただきました。その中でも14、「満開には ほど遠い そんな人生 わたし それでも幸せです」という作者見山あつこさんの一位の句に、五行歌の奥の深さを感じました。

 きわめつけは9、「あ り が と う」という作者堀口路傍さんの句で、一文字で一行、五文字で五行とは恐れ入りました。皆さんの五行歌を見ると発想や目の付け所がとても勉強になるのです。

 さて、恥ずかしながら私の今月の歌は、8、「親類の仏事に集まる叔父や叔母 足腰膝の三拍子 弱々しいが口だけは 前にも増して舌好調 大きな声で『ここだけ内緒」と釘を刺す」でした。☆印のついた選評では、「法事の際は、親類縁者の顔合わせの場、日ごろの無沙汰を取り戻すかのように近況報告などで話が弾みます。元気なお年寄りが内緒話と言いながら(お互い耳が遠いせいでしょうか)周囲を撣ることなく知りえた情報を大声で語り合っている光景。『筆舌』に尽くしがたい程の『毒舌』でなければその『舌好調』ぶりは、元気を証明していることでむしろ喜ぶことなのかもしれません」と書いていただきました。

 機を見て敏なり、見事に私の心の奥を見抜いて選評を書いていただきました。ふと皆さんの句と私の句を比較しながら思いました。皆さんの秀作はいずれも文字数が少ないのに表現が豊かです。それに比べ私の句はやたらと文字数が多く、「シンプル・ザ・ベスト」とは程遠いのです。「まあいいか」思うのか、「こりゃあいかん」と思うのか、早くも次に行く分かれ道にぶち当たってしまいました。

 それでもあくる日に迫った歌会用に私はインスピレーションを働かせ、駄作を作り送って終ったのです。歌会に出席せず顔の見えない欠席句をいいことに・・・・・。


  「こりゃ駄目だ 早くも次の 分かれ道 どっちへ行こう そっち危ない」

  「シンプルが いいと分かって いるものの 妙案浮かばず ゆえに駄作に」

  「凡人は 凡人なりの 句を作る 非凡求める 無理を承知で」

  「浮かんだが 直ぐに忘れて こりゃいかん 痴呆加わり 元の木阿弥」

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