〇すっかり綺麗になりました
「お父さん、そろそろだね」とは毎月私に言われる散髪のことです。短めの頭ゆえ毎日風呂に入ると必ず洗髪する私ゆえ、頭の髪の毛が少し伸びて耳にかかると煩わしく感じるのです。今回はそんなこともすっかり忘れていたら妻の方から誘いの言葉をかけられたような錯覚をしてしまいました。
妻は私の頭のことではなく、実は菜園と自宅庭を結んだ裏山斜面の草刈のことだったのです。週末退職を機に四国遍路をやっている和歌山の弟夫婦が来ることも意識にあったのでしょうが、そういえば雑草が伸びたなあと思い、昨日は草刈に挑戦しました。
(すっかり綺麗になった畑の裏の斜面)
(庭裏の斜面も散髪したようです)
人間牧場用のロートルな草刈機を持って帰り、さて始めるかと軍手、長靴、麦藁帽子のいで立ちで給油をして、いざ始動をと試みましたが。自動巻き取り機つきの紐が途端に切れてしまいました。さてどうするか、迷いましたが、納屋には同型の使わなくなった草刈機があるので、その児童巻き取り機を外し部品交換修理と相成りました。この歳になると不器用な私でもプラスのドライバー一本で部品交換くらいな簡単な修理は出来るのです。修理後試運転をしてみるとこれが何と、まるで農機具屋さんみたいにばっちりで、早速300メートル以上もある斜面の草刈に挑みました。
(刈った草は集めて緑肥にしました)
このところの外気温の低さで天気は晴天なのに汗をかくこともなく半日ほどで草刈り作業を終えました。その後側溝に溜まった草を熊手で集めてキャリーに入れ、家庭菜園の敷き草にするため運びました。まだ芽生えていない豆とキャベツの間の溝に満遍なく敷きましたが、結構いい感じになりました。先日太り始めたカボチャの苗の付近の草削りをして敷き藁をしたのとよく似た作業でした。
「そろそろと 妻が言うから 散髪と 勘違いした 裏の草刈り」
「今日あたり 俺の頭も 散髪を せずばなるまい 男前ゆえ」
「草刈りを 終えて綺麗と 妻が褒め 少し嬉しい 子どもみたいに」