○島根県隠岐の島へ行くはずが・・・・
一昨日25日の午前2時に早起きして出発し、早朝鳥取県境港へ着きました。心配された雨も中国山脈を越えると殆どなく、白々とした山間の夏の夜明けを楽しみながらひた走りに走ったのです。今回の旅は島根県立生涯学習センターが開く地域課題研修での講演のための隠岐の島行きで、境港はその中継港なのです。隠岐の島へは一昨年11月隠岐の島町、昨年3月西ノ島町へ相次いで訪問しているので随分手馴れた馴れた旅に感じられました。事前連絡では境港からレインボーという高速船に乗って島へ渡るようにしじがありましたが、境港駅に着くとまだ時間があるので島根県七類港出航のフェリーに乗る方が、明くる日の帰りの便の都合がいいので急ぎそちらに向かいました。
何度も来ている境港ですが、写真に撮ることもなく素通りしていましたので、顔を洗って身支度を整える少しの時間、妖怪によるまちづくりの一端をカメラに収めました。
境港といえば全国屈指の水揚げを誇る漁港で有名ですが、この街を有名にしたのは一人の市役所職員のアイディアでした。ご存知ゲゲゲの鬼太郎で有名な漫画家水木しげるの作品をモチーフにまちづくりを始めたのです。最初は何とも奇妙な妖怪でまちづくりなんてけしからんと、殆どの人が大反対したそうですがものの見事に成功し全国屈指の観光地にしてしまったのです。海沿いの街中にはこれでもかと言わんばかりに妖怪のブロンズ像が置かれ、特に若者の間に人気を博しています。勿論観光バスもやってきて、ちょっとした妖怪ブームなのです。
この写真など、境港駅の前に設置している妖怪のブロンズ像ですが、完全にパロディの世界で、思わずプッと吹き出してしまいそうな、それでいて懐かしい漫画の世界に誘ってくれるのです。自分を基点にぐるっと見渡すと、10や15の作品はカメラにすぐに収まる程の量なので、観光客も早朝だと言うのに思い思いのポーズで盛んに妖怪と記念撮影をしていました。
これは名前を忘れましたがご存知目玉男の妖怪です。
これは郵便ポストの上に遊び心で設置された誰もが知っている主人公の「ゲゲゲの鬼太郎」です。「カラーンコローン、カランコロコロ」というテーマ音楽が聞こえてきそうです。私は急いで車に戻り、3枚のハガキを木になるカバンの上でしたため。、ゲゲゲの鬼太郎のポストから投函しましたと書いてポストに入れました。私が帰る頃には三人の方から思わぬ反応があるものと思われます。でもひょっとしたらこのハガキは妖怪の世界に届いて相手にはト届かないのでは?と思ったほどの不思議さです。
まあ色々なまちおこしのネタはありますが、どこにでもある夕日を自分のものにして日本一の夕日だと情報発信した私などはまだまだ現実的で、まともな方だと自分で納得したりしました。境港は一度くらい訪れてもいいかもしれないですね。島根県隠岐の島へ行くはずがとんだ道草となりました。
「妖怪で まちを起すか 面白い 遊び半分 だから成功」
「書いた文 妖怪ポストに 入れました 果たして届くか 頼む鬼太郎」
「考えた 市役所職員 出世して 今では議員 褒美のバッチ」
「これを見て 日本も平和 長閑なり 境港は えっ?鳥取か」