shin-1さんの日記

○大きな蚊帳製作

 人間牧場周辺では夏になると藪蚊が沢山出てきます。昨日も梅の収穫作業中にあちらこちらを刺されました。痒いのさえ我慢すればマナリアになる訳でもないから別にどういうことも無いのですが、縞模様の藪蚊は洋服やズボンの上からでも容易に刺してくるので煩わしくて仕方がありません。そこで登場するのが蚊取り線香です。石綿入りの吊り下げ用に火をつけた渦巻き線香を一本入れて煙を出すのですが、これが威力抜群で中々の効き目です。

 私たちは無人島キャンプを20年間も続けているので、キャンプ=藪蚊を連想し、その対策をしっかりしていましたが、人間牧場での研修会に蚊取り線香を一人一人に持たせる訳にも行きませんので、息子の発想で思い切ってウッドデッキ全体に大きな蚊帳を吊るすことを思いつきました。しかし発想はいいのですがその蚊帳をどのように調達するか色々と知恵を絞りました。市販の蚊帳はせいぜい10畳なので、畳20畳の蚊帳はないのです。10畳蚊帳を二枚という方法も考えましたが、結局は農業用寒冷遮を使って自作する事にしたのです。

 早速間口4軒、奥行き2軒半もの大きな蚊帳の製作プロジェクトが発足しました。息子の設計図に基づいて生地の調達が始まりました。白い寒冷遮見本を園芸店で買い求めましたが一枚の広さが1.8メートルしかないので繋がなければなりません。そのため妻が私と結婚するときに花嫁道具として持参し今だに愛用しているジューキミシンを引っ張り出して、実験縫いをしてみる事にしたのです。ミシンなど中学校の授業以外遣ったこともない私が、妻の指導でミシンの特訓です。ボビンケースに入れる糸を巻き取ったり針に糸を通すなどそれはもう大変な賑わいです。2時間ほどの特訓で電動ミシンはどうにか動くようになりました。

 やがて息子が寒冷遮を買って帰り、いよいよ製作です。この蚊帳の特徴は天井と3方しか生地がない変わった蚊帳です。つまり1方は窓に取り付けるという算段です。生地を計って慎重に裁断し縫って行くのですが、たまたま昨晩蛍祭りの見学にやって来てわが家に泊まることになった長男の嫁がミシン縫いをかって出てくれました。息子嫁は現代風といいながらやはり女性、手馴れたもので、私と息子を指導して一気に縫い始めました。早い早い。あっという間に作業が進んで行くのです。この作業は漁師が網を仕立てるの同じなので、私が全てを差配しました。

 結果的に夕方8時過ぎに始めた作業が午前0時の深夜にまで及び、何とか完成にこぎつけたのです。思わぬ助っ人の誕生でここまで作業がはかどるとは思ってもいなかったものですから、昨晩は息子嫁のお陰で充実した時間を過ごすことができました。今日は私が自治会の町内一斉清掃の日で手が離せないので息子は仕上がった蚊帳を水平線の家に運んで設置テストをするそうですが、上手く出来たことを祈っています。かくして平成の大蚊帳製作プロジェクト事業は終わりましたが、降って湧いたこの作業が家族の絆をより深くしたことは言うまでもありません。

  「蚊帳の外 ならぬ蚊帳中 入れられて ミシン作業は 深夜に及ぶ」

  「これ程の 大きな蚊帳は 見るもなく 手探り手作り 仕上げをごろうじ」

  「あらためて 息子嫁さん 見直した ミシン扱い 手馴れたものだ」

  「さあ出来た これで万全 藪蚊など 取るに足らぬと 威張ってみたが」

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shin-1さんの日記

○おめでとうshin-1さんの日記「人間牧場」ランキング

 昨年の9月からブログの何であるかも、またその書き方さえも分らないまま、娘婿に勧められAmebaブログに登録して始めたブログですが、ついに目標地点まで到達しました。「そんな低い目標で当たり前でしょう」と他のブローガーさんんたちに言われそうですが、私にとっては大変な偉業なのです。Amebaブログにはランキングがあって毎日画面に自分の順位が表示されています。只今の私の総合ランキングは4906/1122532でジャンルランキング(日記・ブログ)は900/920726というカウントのようです。つまりおおまかにいうとAmebaブログに加入している112万人余りの人の中で総合的には5千人目くらい、日記風からいうと

92万人中900人目くらいに位置しているということです。ゼロから出発した訳ではなく112万人目から出発して限りなくゼロに近い1を目指しているのですが、私の当面の目標だった総合ランキングで5千を越え、日記・ブログで1千を越えたのはパソコン嫌いな私としては驚異的な金字塔なのです。

 このところ総合ランキングで5500位台、日記・ブログランキングで1500位台を安定的にキープしていましたが、昨晩のカウントで当面の目標に到達したのです。

 「それがどうしたの」と水をかけられそうですが、それでもいいんです。私にとって6月2日は記念すべき日となったのです。ブログに順位をつける基準は内容ではなくアクセス数なので、毎日何人の人が読んだかによって決まります。毎日ランキングを見ていると私のブログの欠点は土曜日と日曜日にアクセスが下がる傾向にあります。私の知人友人の殆ど、つまり私のブログの愛読者は役所関係の人が多いので、職場でアクセスする人も結構多いため、役所が連休となる土日には読まれないのではないかと思われるのです。でもそれでもいいと思っています。職場でお茶を飲みながら休憩時間に私のブログを読んで気休めになるのなら、それに越したことはありません。

 最近はブログの話題が新聞やテレビで報道されるようになりました。国会議員が書いたブログが盗作ではないかと批判されたり、殺人を犯した犯人がブログを書いていたなどと、どちらかといえば悪いことが紹介されていますが、ブログは本来自分というもう一人の人間と対話することに大きな意味を持っているのだと思うのです。勿論公開しているので不特定多数の人が読んで、時には意見を述べてくれますし、そのことによって自分の考えの間違いや確かさに気付いてゆくのです。つまりブログは記録に残る自分の成長の足跡なのです。負け惜しみではありませんが私は他のブローガーのように話題や人気をブログで得ようとかナンバーワンやベストワンは目指しません。むしろ自分の生き方そのもののオンリ-ワンでいいのです。ですから当面の目標だった5千人目と千人目を突破したことで目標は達成されました。後は自分の文章の充実に重きを置いていい文章で自分と勝負です。画面をお借りして愛読者の皆さんに心から感謝します。

  「何にでも 目標つくり 挑戦す これが自分の 生きる力に」

  「百万人 いるのに私 その中で 五千一千 越えてここまで」

  「何事も 日々の努力の 積み重ね 次は密かに 山の向こうを」

  「近頃は 人のブログを 読む余裕 みんなそれぞれ ブログ楽しみ」

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shin-1さんの日記

○梅の収穫

 人間牧場に隣接する梅畑は先月購入した土地ですが、将来のことを考えると管理する人の当てもなく、妻には不評をかってしまいましたが、将来よりも今から10年間を楽しもうと、反対を押し切って決断しました。梅の木が10本もあるので春の梅の花、夏の梅の実を楽しむべく既に草刈は2回行いました。購入前から地主さんの了解を得て花は存分に楽しませて貰いましたが、来年からは私が自由に花を楽しめるのです。さてその梅畑の梅の木に梅が沢山実を付けました。昨日お百姓の友人に聞いたところもう梅の実は取入れをするように勧められてので、今日は午前中の会議を終え、しゅざい対応もあったので午後から収穫作業に出掛けました。今日はツリーハウスの足場の撤去作業のため日浅棟梁が人間牧場に来ていたので、その手伝いが一時間ほどかかり、急いでの収穫作業となりました。ご承知のように梅の木は刺が多く、しかも剪定もしていないとあって作業服やズボンは刺に引っかかって悪戦苦闘の連続でした。

 一番多くの実をつけている梅の木は、加賀白梅のような美しい肌をした青梅で何と一本で20キロ入りのキャリーに山ほど収穫しました。そのほかの木は品種が違うのか小梅系や中梅系ですが収量は少なく全体で20キロほど収穫しました。木にはまだ5キロ程度は残っているようですが、昨日顔に怪我をしたため妻からくれぐれも5時には帰宅するようきつく言われていたのですが、今日は妻の仕事が遅くなる金曜日なので、6時半まで作業をして帰宅しました。それにしてもこの収穫収量は40キロを超える大豊作で、久しぶりにウキウキしながら帰宅しました。

 夕方帰宅した妻は梅の量に驚いた様子で、私は得意げに土地購入の効果を強調してやりました。「この梅だと消毒もせずに安全で、しかも1キロ500円としても40キロで2万円の儲けだ」と・・・・。

 さてこの梅を使って梅干と梅酒、それに大河内さんがブログに書いていた梅ジュースを造りたいのですが、やはりその作り手は忙しいはずの妻の役割のようです。ホワイトリカーや氷砂糖、それに漬け込む容器など出費がかさむことも忘れていました。でも酒が飲めなくなった私対応として梅ジュースは是非とも作ってみたい商品です。

 梅取りに夢中になって忘れていましたが、今晩風呂に入ると体中に刺の後が少し赤くなっていました。先日傷ついた第二農場開拓の時の野ばらの刺跡がやっと直ったと思ったら今度は梅の刺です。昨日の顔の傷といい、百姓仕事も馴れない私には少々きついようです。

  「手に入れた 梅の畑に 実がなって 今日は収穫 四十キロ越え」

  「梅の刺 俺の行く手を 阻むよに チクリ肌刺す それでも登り」

  「この梅で 梅干梅の ジュースにと 思いは巡るが 誰がするのか」

  「五時までに 帰宅の約束 子どもでは 無いぞと反論 妻に旗色」

 

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shin-1さんの日記

○暮らしのリズム

 いい時候になって、朝の目覚めが快適です。昨日のように畑仕事や人との出会いが多いと、自分の暮らしが充実しているのか食欲も充実していて夜はぐっすり朝までといった熟睡型の人間になっています。シーサイド公園を建設中や町名変更といった様々な、町を二分する葛藤に巻き込まれた若い頃の「夜も寝れない日々」のことを思うとまるで天国といったところなのです。私の生活リズムが充実していると妻のリズムもすこぶるよく、家族の歯車がいいように回っていると感じます。近所に住む叔父は入院や特老への入所を繰り返し、植物人間のようになっていますが、家族の新郎は見るからに頂点に達しているように思われますから、せめて今の暮らしのささやかな幸せをかみ締めておきたいものです。

 私の日課は殆ど毎日朝4時に起きると自分の書斎の電気をつけ、パソコンに電源を入れます。そして無心にブログを一本書いています。心や頭に浮かんだことを書くのですが、「書くことがよくあるねえ」と人が感心するほど沢山のことを雑学的に書きます。その場合広辞苑はよく開けます。小さな文字の判読も今はまだ出来ますがたまには虫眼鏡で見たりします。

 ブログを書き終わりメールの整理や返信をし終わった6時頃に妻から「お父さんご飯ですよ」と台所からお声がかかるのです。それからゴミ出しや髭剃りをして一日が始まります。~中略~

 夕食が済むと妻は散歩に出かけますが、散歩の必要のない私は書斎に入って本を読んだり調べものをしたりして過ごし、10時から11時に再び一本のブログを書いてメールを整理し、12時に床に付くのです。何気なく過ごす日々の生活リズムは、ブログによって自問自答を繰り返し、メリハリがちゃんとつくのもブログや講演による全国行脚のお陰かも知れません。

 最近は原稿の執筆依頼もそれなりにあって、この一年はまさに現職では味わえなかった暮らしのリズムの味わいをかみ締めています。ただ惜しむらくは日々g充実しているが故に少し忙しく、オーバーパワー気味なのが心配だと妻は言っています。でも当の本人は結構楽しんで暮らしているのですから「いいじゃあありませんか」と返しています。

  「妻が言う あんたそんなに 急がずも もっとゆっくり 私みたいに」

  「幸せは 幸せですと 思う時 分らぬけれど 不幸な日まで」

  「音も無き 静かな朝も 耳向けば 小鳥さえずり 木々少し揺れ」

  「『ご飯です』 妻の呼ぶ声 長閑なり 金はないけど それなり幸せ」 

 

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shin-1さんの日記

○ツリーハウスついに完成

 第三期工事と位置づけて作業を進めたいたツリ-ハウスがついに完成しました。今日は次男と二人でツリーハウスのペンキ塗りをしました。下地を塗って乾燥させその上に仕上げ用の防腐剤を塗るのですが、両方ともシンナーの匂いがきつく、今日はシンナーに酔ったのか、大変な出来事が起こりました。次男と私が手分けして二面ずつ塗るため足場に上がって作業を進めましたが、息子に「足場は高いから落ちたら大事故になるからくれぐれも気をつけて作業をするよう」にと注意を促していたのですが、こともあろう注意をした私が足場を踏み外し顔を屋根の波型トタンで切ってしまいました。幸い大事には至りませんでしたが、醜い顔が余計醜くなるほどの怪我です。血が噴出しましたが次男は準看の免許を持っているだけあって自分の車からリバテープを持って来て、これでもかという程顔半分にリバテープを貼り付けました。恐る恐るトイレの鏡で傷の具合を見たのですが幸い大事に至らず、応急手当がよかったのかそのうち血も止まって一安心です。これは明らかに私の不注意でもあるのですがシンナーの幻覚症状も一因ではないかと思っています。

 水平線の家と五右衛門風呂の外壁に使った塗料が残っていたのでそれを使い、建物全てに一体感を持たせました。お陰で化粧したツリーハウスは一段と見栄えがして見るからに山小屋風で楽しい雰囲気です。水平線の家からのアクセスも大工さんの工事による踏みつけ道が出来て簡単に行けるようになりました。

あとは明日大工さんが足場をのけ上がり階段を付ければ全て完成です。着工から約1ヶ月、忙しい仕事の合間を縫ってほぼ予定通りの期間で仕上がり、来週末に予定している逆手塾に何とか間に合いました。

 中村誠之助ではありませんが、棟梁の日浅さんは仲間ながら「いい仕事してますね」と褒めてあげたいような仕上がりで、私も長男も満足しています。ツリーハウスの全容紹介は足場が取り外された段階で詳しく紹介したいと思っています。

 宮崎のメル友からツ自分たちで作ったリーハウスの写真が送られてきました。よく雑誌で紹介されている立派なものです。それに比べ私のツリーハウスは木の上ではなく木を取り込んだまったく違ったタイプです。これをツリーハウスと呼んでいいのかも分りませんが、私は高床式の立派なツリーハウスだと思ってい

ます。

 棟梁の話によると、長い間大工をやっているが家の中に生きた木があるのを手がけたのは始めてだそうで力を入れて造りましたと言っていました。さあこのツリーハウスでどんな夢を見ればいいのでしょうか。

  「顔に傷 まるでヤクザに 似てますよ 大事に至らず ひとまず安心」

  「シンナーの 匂い幻覚 踏み外し 波型トタン 顔に傷つけ」

  「また一つ 夢が実現 したわいな 次の目標 第二農場」

  「妻の手が 手荒く顔の リバテープ はがしてクスリ アイタタイタタ」 

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shin-1さんの日記

○2006-0530-3の夕日

 今日のブログの見出しを見て「えっ、夕日に番号があるの?」と思われる方がいるかも知れません。今日たった今思いついたことなのですが、デジカメで写真を撮る機会が増えたのを機に、思い出の残しておきたい夕日に番号をつけておきたいと思い早速付けてみました。2006は西暦です。0530は5月30日と写真撮影の日です。ちなみに撮影の日と整理の日はズレが生じますが、まあアバウトながら自分で分りますので、-3を記しました。こうしておくと写真の整理も出来て直ぐに取り出せるという算段です。ちなみに漁協所女性部の皆さんが「まあ綺麗」と褒めてくれた5月30日の夕日を保存先から取り出して見ましょう。

 人間牧場から見える5月の夕日は如何でしょうか。綺麗な夕日でしょう。茜色の夕焼け空も綺麗ですが、まるで金色の道が夕日に向かって続いているような錯覚にとらわれました。私たちは日々の暮らしの雑事に追われてこんな美しいい夕景を鑑賞する事も無く、また感動する事も無く過ごしているのです。もう20年も夕日にこだわって夕日を売り続けた男が、この歳になってやっと夕日と向かい合えるようになったのも、やはり人間牧場を思いついた構想の素晴らしさと実行力、それに自由人になった心のゆとりなのでしょう。

 この日はジャコ天おばさんの議論が沸騰しその輪に巻き込まれて満天に輝いてたはずの星観察までは心も目も回りませんでしたが、そのうち発見するでしょう。帰り際おばさんたちが暗闇の向こうに見える松山の明かりを見て「まあ夜も綺麗」と言っていました。私を含めて25人がしみじみと鑑賞した5月30日の夕日は

残念ながら思い出を残して消えてしまいました。しかし文明の利器であるデジカメは偉いものです。こうして記録に残すのですから・・・・・・。

 あくる朝富岡さんからお礼の電話を貰いました。「楽しかった。嬉しかった。よかった。感動した。みんなが行ってよかったと言っている。また行きたい」なんて言葉が次々飛び出し、こちらが恐縮する程でした。昨日の夜大学の講義を終えて帰ってみると何やら大きな荷物が玄関先に届いていました。迎えに出た妻が「漁協女性部の福岡さんが先日はお世話になりました」と言いながらわざわざ届けてくれたというのです。開けていませんが見ると脱衣カゴのようなものです。五右衛門風呂へ置いて欲しいとのことでした。

  「写真見て 夕日に番号 つけてみた こうすりゃ思い出 直ぐに再現」

  「感動は 二十五人が それぞれに 分割見ても 減らず増幅」

  「幸せは そこに落ちてる ものですよ 気付かず拾わず 幸せなれず」

  「ねえ進ちゃん また呼んでねと せがまれて 嬉しい出会い 今度必ず」

  

 

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