○元下灘中学校植樹桜その後
昨年の12月19日にみんなで集まり、私が代表を務める21世紀えひめニューフロンティアグループの、千本桜の森づくり事業に呼応して元下灘中学校の校庭に桜の苗木を植えました。落葉樹は秋か春植えと言われているものの、日程の都合で植栽が初冬になったため果たして根付くかどうか心配していました。
植栽した元下灘中学校の校庭は日ごろ門扉が閉まっているため中へ入れないため、その後の様子を確認していませんでした。
5日前の18日、西予市役所の三好さんや稲垣さんと地域づくりグランプリの打ち合わせを、人間牧場でした折、人間牧場に不案内な前田さんを取れて市役所の松本さんがやって来ました。松本さんは一足早く人間牧場を下りましたが、私が来客の後片付けをしていると松本さんから、「帰りの下灘中学校の門扉が開いていたので中を覗いて見ました。桜が元気に育っていて花もちらほら見えます。時間があれば帰りに立ち寄って見てください」と携帯電話が入りました。
後の予定もなかったので早速立ち寄りました。門扉が開いていて誰か体育館を使用しているようでしたので、だまって運動場へ入りました。運動場に植えた桜を一本一本確認しましたが、石垣の上に植えているものは確認しなかったものの全て順調に芽吹いていて、中には花が咲いているものまであり、4~5輪ながら可愛らしい桜の花を一人花見することができました。
松本さんの話だと、一緒に植えた海岸沿いの桜に比べ、下灘中学校に植えた桜は格段に経過は順調なようです。多分今年の春の異動で愛大付属小学校へ転出した辻井校長先生のご配慮でいただいた腐葉土を掘った穴の中に埋め込んで植えたのが良かったような気がするのです。植物は水・土・太陽に加え肥料分や愛情などによってその後の生育は大きく変わります。
下灘中学校に植栽した桜には、新聞で紹介されたこともあって卒業生たちは手も口も出さないものの、その後の行方を大いに注目しているようです。これから10年後の花見のイベントをするためにも、しっかりと育ててやりたいと思っています。
この中学校の卒業生である畑中先生が双海中学校の校長先生として帰られたこともあって、中学生の力を借りて除草作業などもやりたいものです。
それにしても松本さんの、桜を思う気持ちに感心しました。私も時々覗いて見ようと思っています。
「植えたけど 果たして今は 思いつつ 嬉しい友の 誘いに乗って」
「去年植え 今年花見が できるとは 四・五論なれど 一人楽しむ」
「根に入れた 腐葉土力 かも知れぬ 手間隙かけりゃ 植物育つ」
「これまでは 植えっぱなしの 桜にて カズラ雑草 手入れしなけりゃ」