○わが家にも春の足音
東日本大震災の影響で、建築材料の調達が難しくなり遅れていた家の造作が始まりました。今回の家のリフォームは畳を全部屋替える、トイレを洋風にする、脱衣場を改造する、2階の子ども部屋のクロスを張り替える、二階の和室のフスマと障子を張り替える、私たち夫婦と息子たち家族が別々に料理が出来るようダイニングをシステムキッチンにするなどなど、まあわが家では平成の大リフォームとでも言うべき工事なのです。
建築士をしている息子は仕事の合間を見つけて図面を引いたり資材を調達したりしていますが、金を出すのは親ということもあって、大蔵大臣たる妻とは見積もり費用にかなりの開きがあるため、再三再四衝突しているようです。息子嫁は下の孫奏心を実家に預け、上の孫希心を保育園に連れてきたついでに、保育園に迎えに行く午後4時まで、大掃除をしてくれているのです。私もこの2~3日は朝から晩までその手伝いに追われ、一日に1万歩を越す程の作業をこなしているのです。
結婚以来40年が経ち、家も知久5年近くが過ぎると道具類も山ほどあって、埃も相当溜まっているし、加えてあちこと傷んでいる場所もあって、今度の機会に直そうとするものですからついつい大掛かりになってしまうのです。余分なものをゴミに出したり、畑の隅で焼却処分をするのですがこれが半端な量ではなく、手伝う親父も毎日目を白黒しながら勿体ないを連発しているようです。それでも綺麗になることや手直しが出来ることはいいことで、惰性に流れて暮らしていることを見直すいいチャンスだと、楽しいぶつかり合いをしているのです。
昨日から本格的に大工さんや電気工事屋さん、設備工事屋さんが入り、工事がスピードアップされ始めました。壊せれるものへの愛着や、出来上がるものへの期待など悲喜こもごもですが、4月29日に息子家族の引越し予定も決まり、いよいよ賑やかで新しい暮らしが始まります。これまでどちらかというと孤独だった親父も曾孫との同居を楽しみにして、すっかり浮き足立っているようです。わが家に本当の春がやって来るようです。
「平成の 一大リフォーム 始まって あれやこれやと 気揉めの日々が」
「楽しみと 不安交錯 しながらも いよいよ息子 家族を連れて」
「焼く捨てる 要らない物が 多過ぎる この際整理 シンプルベスト」
「息子嫁 不安多くて 大変だ 妻も同じに ストレス抱え」