○世界遺産姫路城見学ツアー(その①)
ひょうんな事から始めた21世紀えひめニューフロンティアグループの世界遺産を巡る旅も、今年で4回目となりました。最初の計画では2月に雪の白川郷へ行く予定でしたが、日程が合わずキャンセルとなり、急遽兵庫県姫路市の姫路城日帰りの旅となりました。私は姫路城へは何度も行った経験があるのですが、仲間の中には初めてという人もいました。
今回は平成の大修理で天守閣をスッポリ工事機材で覆われていて、お城の全容を見ることは出来ませんが、逆に仮設エレベーターで8階まで上がり、日ごろ見ることが出来ない屋根や石垣、それに眺望を楽しむことが出来るのですから、まさに千載一遇のチャンスに恵まれたのです。
見学は予約が必要で、今回この旅を企画してくれたメンバーの河野さんの配慮で11時から見学が出来る予定でした。しかし時間差予約しているのも関わらず見学者が長蛇の列を成していたため、予想以上に時間がかかってしまいました。それでも大迫力の屋根の部分や、この日に合わせたように満開になった場内の桜も映えて、嬉しい見学となりました。
お城の前の広場には近場からやって来た花見の客が沢山繰り出し、弁当を広げていました。
(修理前の姫路城天守閣)
ところで、姫路城が何故白鷺城というのか、少し疑問を持ちました。お堀に囲まれた城郭や何層もの入り組んだお城の構造は圧巻ですが、その疑問は直ぐに解決しました。この城の特徴は何といっても白い壁と屋根瓦に施された漆喰のようでした。漆喰は消石灰・貝灰・苆・銀杏草などを調合して作るのだそうですが、日本全国のお城でも姫路城と松山城、それに熊本城くらいしかこれを使っていないというのです。
お城の前のお店で少しの時間土産を買うなどしましたが、昼食は郊外の王将という餃子のお店へ飛び込み出入り、思い思いのものを注文して満腹になりました。私はこの日財布をリュックの一番奥へ妻が入れてくれていたのを見つけることが出来ず、大野事務局長に800円もの借金をしてしまいました。その後バスの中で財布は見つかりましたが、私も歳を感じさせるほどの不始末に汗顔の思いでして。
「白鷺と 言う別名の お城見る 修理途中の 天守間近に」
「日本にも 世界に誇る 城ありて 世界遺産の 冠いただく」
「天空に 翼広げる 日も近し その時再度 訪ねてみたい」
「桜咲く 城のあちこち 花見客 かき分け進む 春の一日」