○日の出が早くなり日没が遅くなるこのごろ
自然とは偉いもので、一昨日までの朝晩は春冷えで石油ストーブの世話になっていたのに、昨日の夜あたりから急に温度が上がり、昨晩夕食が終って妻と二人散歩に出ると、これまでとは違った温かい風が吹いて、すっかり春の陽気となり、帰宅後もストーブをつけることなく就寝時間の12時を迎えることが出来ました。震災の影響もさることながら原油価格の高騰で、このところガソリンが150円以上に値が上がり、家計を直撃しています。
昨日の夕方久しぶりにわが家へ顔を見せた浜田年輪塾塾生さんとも話したのですが、今回の震災を教訓にしてコンビニの深夜営業禁止とか、自動販売機の整理と深夜販売禁止とか、自分の暮らしに余り関係がない節電方法を提案している人たちも多く、私たち消費者が寒さ暑さのために消費する冷暖房などを、昔のように炭や焚き火で段を取れとまでは言わないまでも、もう少し考えたらどうかなどなど、大いに話が盛り上がりました。
春分の日を過ぎ、春真っ盛りになって日々の暮らしの中で気がつくのは日脚の長さです。私が作った2005年版の夕日の時刻表によると、今日4月7日の日の出は5時50分、日没は18時34分です。私の家のように東南に山がある場合は日の出の時間はかなり遅れるので、朝はそれほど日の出の時間を感じませんが、日没は毎日1分近く遅くなって、一ヵ月後の大型連休過ぎころには日没が19時近くになるのです。
サマータイムを提案する向きもありますが、日本では一向に実現していません。私のように毎日朝4時に起床して、夜12時に就寝する暮らしを長年やっていると、特に早朝の外の明るさは有難く、今日もこうして机に向かいパソコンでブログを書きながら、次第に明るくなる外の景色を眺めながら、朝を迎えているのです。
考えてみれば世の中は不思議なことだらけです。どうして暗闇が明るくなるのか、どうして季節は巡るのか、どうして風は吹くのか、ある程度は分かっていても自然の神秘には驚かされるし、桜が一斉に咲くことも不思議と言えば不思議な話で、漫才のネタではありませんが考えると眠れなくなるほど私のような凡人には、この世の中分からないことがいっぱいあり過ぎるのです。
分からないことといえば男女の数も何故ほぼ同数なのでしょう。日本は60数年前第二次世界大戦で多くの男性を戦場に送りました。そして戦場では尊い命が失われました。勿論本土空襲によって女性や子どもも犠牲になりましたが、たくさんの男性が亡くなって男女の数に格差が生じたはずなのに、60年経てば男女の数が拮抗すまで回復しているのですから不思議な話です。
今日地元の保育所では入園式が予定されています。聞くところによるとこの保育所に入園する予定は4人女性、男性は1人だそうで、その1人がわが孫希心と聞いて驚きました。もてるといえばそれまでですが、現代の少子化は異常としかいいようがないようです。
ここ数年で日本中から相当数の学校が少子化の影響で閉校や廃校となる予定です。当然地域は疲弊し、学校の先生になりたくても先生になれない時代がやって来ました。こと教育の問題だけでもこれほど大きな変化に見舞われるのですから、少子化担当大臣は子ども手当てなどという目先のことだけを考えず、もっと本質的な発想の転換をお願いしたいものです。
「どうしてと 思えば思う ことばかり 考え過ぎて 寝るに寝られず」
「今日入園 男一人と 聞き及ぶ もてもて孫が 羨ましいな」
「昨日より 日没二分 遅れたり 京の夕日は 何処かの朝日」
「暇ですね そんな暇ありゃ 別のこと やってと妻に 言われそうです」