shin-1さんの日記

○夏はスイカで生きている

 「あなたは夏になるとスイカで生きている」と妻が言うほどスイカが大好きで、夏になると毎日スイカを食べまくっています。まるでキリギリスのようですが、冷蔵庫で冷やされたスイカを食べると何故か生き返ったような感じがするのです。私がスイカが好きなことを知っている妻は、珍しくて少し高い6月の終わりごろからスイカを買ってきて食べさせてくれます。お酒を飲まなくなった私へのせめてもの嗜好品と思って、「酒代だと思えば安いもの」とばかりに供給してくれるのです。

 母存命の何年か前までは自分の家庭菜園でスイカを作っていましたが、どうしても美味しいスイカが出来なかったり、ハクビシンに捕られたりするため作るのを断念しました。世の中不思議なもので自分の家でスイカを作っていないことを知った私や妻の友人たちが、夏になるとせっせとスイカを運んできてくれるのです。これも田舎に住んでいることの特権でしょうが、お陰様で毎日大きなスイカを存分に味わっています。

 一昨日外出先から帰ってみると、玄関に大きなスイカが二つ置いてありました。公民館の宮栄館長さんが届けてくれたようです。その前日支所の武田さんが届けてくれた大きな二個のスイカのうち一個は、帰省した息子に帰る時持ち逃げされたので、大助かりでした。

若松進一ブログ

 今年はスイカの産地である双海町東峰に異変が起りました。民主党のマニュフェストで公約に掲げた高速道路無料化の実験区間として松山~宇和までの高速道路が無料化されたこの2ヶ月で、並行路線の国道56号線は交通量が半減したのです。高速道路の交通量が全国一の2倍になったと喜ぶ南予地方ですが、その影でスイカの露天商季節限定で営む東峰の野課の皆さんにとっては、厳しい夏の暑さになったようです。

 お盆の8月15日には8キロに及ぶ激しい交通渋滞が続いた無料区間の伊予インターチェンジ付近と、ガラガラ空きの56号線犬寄せ峠付近が、一昨日のテレビで印象的な珍現象としてテレビニュースで紹介されていました。

 「お盆が過ぎればスイカが売れなくなる」と東峰の人たちが言うように、スイカのピークは過ぎました。最近はスイカにも異変が起きているようで、核家族化が進んで冷蔵庫に入りきらないような大きなスイカは売れないのだそうです。スーパーに行くと半分や4分の1、8分の1などに切り分けたスイカが店頭に並んで、お客はそれを買い求めているようです。時にはゴミの処分に困るのか、皮を取った赤い実だけのスイカさえ売られているのですから、世の中は変わったものです。カボチャもキャベツも半分や4分の1にしてラップにくるまれ売られているのです。人間の数が2分の1になった時代ですから、少量多品目は最早常識のテーマです。

 それでもわが家は大きなスイカを4分1に切り分けて冷蔵庫で冷やし、残暑を惜しむかのようにスイカで熱中症対策をしているのです。


  「知人から  届いたスイカ 朝昼晩 飯の替わりに 夏を楽しむ」

  「熱中症 これも流行の 病かも 二百人余の 命奪って」

  「渋滞の 高速道路 横に見て ガラガラ空きの 国道走る」

  「タダならば 走ろう安直 人多い 日本一の 愚かな路線」 

 

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