○ふるさと体験塾での一日①
2005年4月1日から始まった人間牧場整備は、同年7月28日中心施設となる水平線の家建設の建前で大きく動き出し、あくる年の2006年5月20日から教育委員会と共催で双海町子ども教室を開催、以来今年で5回目となるふるさと体験塾が、5月22日に行われました。子どもたちに不利さと愛を育もうとはじめたこの事業も、私の想いの高まりとともに充実し、今年は募集に応募した37人もの小学生と楽しい一日を過ごしました。
昨年の秋にトラック3台分の落ち葉を集めて苗床に踏み込んで腐葉土をつくり、サツマイモの種芋を2月にビニールをかけて伏せましたが、温度が乱高下する春先の異常気象の影響をもろに受け、多分冷害でしょうがサツマイモの芋づるが育たず、結局は200本の芋づるを園芸店で調達する羽目になりました。
最初は午前中に始める計画でしたが、由並小学校の構内事業があって午後1時からプログラムをスタートすることになりました。そのため私はこの日消費者ネットの総会講演を断ることもなく、女性総合センターで開かれた講演を終えてとんぼ返りして何とか上手く間に合いました。
下灘コミュニティーセンタに集合した子どもたちを松本宏さんが先達して、人間牧場まで40分ほどのの道のりを歩いてやって来ました。昨年まではマイクロバスで登って来ましたが、運転をしてくれていた木曽さんの異動でそれも叶わず、結局は往復歩くことの意味を強調できてふるさと体験塾としてはいいスタートが切れたと喜んでいます。
この日の天気予報では午後から雨という予報だったため、教育委員会の皆さんが早めに農場に上がり、あらかじめ中耕していた畑の畝作りやマルチかけを行ってもらったり、水平線の家のウッドデッキにブルーシートを
敷いたりして雨に備えましたが、少しだけ天気が遅れてどうにか雨に合わずに済み、みんなで暑くもも寒くもなく雨にも合わない天の後押しに感謝しました。
午後1時に出発した子どもたちが人間牧場までやって来たのは午後2時10分前でした。先達松本宏さんは大道小路を通る近道を知っていて、随分効率の良いルートを選んだため予定通り午後2時から始めることができました。
「今日は雨 覚悟はしたが 雨合わず 天の恵みに 感謝をしつつ」
「山道を 野鳥鳴き声 聞きながら 歩いて登る 子ども歓声」
「大道や 小路知ってる 先達の お陰で時間 通り到着」
「5回目の 初夏を迎える 牧場で 芋つる植えの 作業を開始」