shin-1さんの日記

〇年輪塾塾生の活躍

 3年前人間牧場水平線の家で開塾した年輪塾は、清水塾頭、米湊大番頭、松本小番頭以下10人余りの塾生が名前を連ねていますが、その中に高知県馬路村で建設課長をしている木下彰二さんがいます。多分塾生の中では一番遠隔の地にいるのですが、そんな距離をものともせず足繁く塾に参加して研鑽を積んでいる男がいます。まだ若いのに感心と思うか、若いから出来ると思うかは異論の分かれるところですが、彼の場合は若いのに感心であり、若いから出来るのです。

 彼との出会いはそんなに古くはありませんが、出会ってからこれまでの進化の速度は他の塾生よりはるかに速く、熟度も濃密なので将来が楽しみです。

 彼は人に会っていいことがひらめくと必ずメモをします。時にはメモがない時などは、ボールペンで手の甲に直接書いたりしている姿を見かけるほどメモを欠かしません。何年か前のある日のこと私は馬路村に講演に招かれ馬路村役場に立ち寄りました。彼は私のブログをプリントアウトして綴りをつくり活用していました。当時私はブログを書いてもプリントアウトしていなかったのですが、彼の姿を見て早速自宅へ帰り全てをプリントアウトして表紙をつけ毎月一冊のブログ集を作り、人間牧場の長い書棚に置いて来訪者に供覧しているのです。

 彼は私と同じく「いいことは即実行、悪いことは即止める」「本物と真心」をモットーに、どちらかというと走りながら考えるタイプの実践家なのです。

若松進一ブログ

 面白い名刺が手に入ると即真似をして作り、人々をあっと言わせます。私もそれにあやかってではありませんが、この春「裏が味噌」というPR名刺を作りました。名詞の裏は普通白紙です。その裏を使ってPRをしようと地元のギノー味噌という企業にこの企画を売り込み、社長に採用してもらって私の名刺大を全部払っていただきました。1000枚の印刷で3万円余りでした。つまり会社は私を動く広告塔として価値を評価してくれたのです。

 清水塾頭のデザイン協力で出来上がった、この「裏が味噌」の広告名刺は予想以上の反響を呼んでいるのです。まあ一例ですがやる気や行動力さえあれば、どんな田舎に住んでいようと、あるいは閉塞感漂う時代であろうと、一点に集中して突破し成果を収めることが出来るのです。

若松進一ブログ

 年輪塾では清水塾頭が中心になって年輪塾ネットというサイトを運営していますが、一昨日高知新聞に掲載された新聞スクラップ記事を添付してネット会員に配信していました。長野のパティシエ清水さんを招き宇摩時の子どもたちを集めて親子イベントを開催したというニュースです。

 普通こんなイベントを企画すると、「予算はいくらいるか?」「金がないから無理」とこうなって、やらないことをやれないというのです。彼は一点突破、「金がないけど来てくれる」と開き直り子どもたちの夢を見事に叶えてやりました。いやあ嬉しい活躍のニュースです。

 彼が中心になって高齢者や村民を巻き込んで結成したうまじっくクラブという手品集団も、今では随分あちこちからオファーがかかり、独り立ちするまでになりました。

 仲間の活躍する姿は嬉しいものです。ネットで彼は私のことを海猿、私の彼のことを山猿と呼んでメールのやり取りをしていますが、安田川蒸留を守る本物の活動も、幅広い人間関係も、何処か若い頃の私の姿に似ていると目を細めてその成長を見守っています。

 私も65歳の高齢者になったとうそぶいていますが、まだまだ彼らに負ける訳にはいきません。現役の気概でもう一分張りしたいと思っています。

 さてお互い次のヒットやホームランをいつ打つか、密かに狙っているのです。

  「塾生の ヒットのニュース 聞く度に わがことのよう 嬉しくなりて」

  「山猿は 海猿よりも 歳若く 素早実行 感服しきり」

  「居ながらに 隣の県の 新聞を 読んでコメント 便利世の中」

  「名は清水 姓は慎一 どことなく 塾長塾頭 似たよう名前?」  

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