○変貌する今治
昨日は愛媛県厚生年金受給者協会今治支部の招きで講演会に行きました。最近は今治へ行くことが多いのですが、「人でも仕事でも愛する所に集まって来る」という私の理論からすると、今治には面白いことが増えているからではないでしょうか。事実しまなみ海道開通以来、市町村合併や色々な問題はあっても造船の好景気やグリーンツーリズムなど、愛媛県内20市町の中でも、合併後のまちづくりが順調に進んでいる証拠ではないかと思うのです。
私はこの日少し早く家を出ました。というのも先月今治城の鉄御門ができたというニュースを聞いていたから、出来るだけ早く見てみようと思ったのです。今治城へは何度が行ったことがありますが、訪ねてみてその立派な仕上がりに目を見張りました。城山という一山の上に建つ松山城とは趣を異にしていますが、海水を取り込んだ平城らしく、威風堂々としていて、凄いと思いました。鉄御門と書いて(くろがねごもん)と呼ぶのだそうですが、鉄門形式をとる櫓門はどっしりとして、いい雰囲気でした。櫓門ができたため、後ろに聳える天守閣は一段と映え、秋より高い感じがしました。
?(北側から南に向って堀に映える今治城)
(今回整備された鉄御門へ通じる風景)
それにしても今治は寄付金たるやまた凄いものです。今治造船の6千万円を筆頭に様々な企業が平成のお城普請に寄付を行っているのです。真新しい櫓御門の中は落成を記念した市民に無料開放をしているので、ちょっとだけ覗いて見ました。真新しい大きな梁が幾重にも組み込まれ、柱も床も全てヒノキの無節材が使われ、何ともいえない木の香りが漂っていました。私は市民ではないのですが、ご相伴にあずかりました。
知り尽くし、見尽くしたと思っていた愛媛県内の各地もこうしてカメラでルポしてみると知らない部分や、新しく出来たスポットがいっぱいあって、楽しいものです。長崎諫早のめがね橋から始まった両目開眼の観光旅はまだ始まったばかりですが、ワンポイント付け加えるだけでこれ程旅が楽しくなるのですから、観光カリスマ百選に選ばれている私としては大失態の日々だったと、深く反省し、ブログ上で日本の各地の観光の魅力を紹介したいと思っています。
「美しい 国だと言った 人既に その座奪われ 今は別人」
「訪ねれば そこここにある 美しさ 一週なのに 二つも紹介」
「城だけで たっぷり半日 楽しめる 今治おいで 橋と焼き鳥」
「いいでしょう まるで自分が 金出した ような気分で 鼻高市民」