shin-1さんの日記

○孫朋樹君の自由時間遊び

 娘婿の東京出張を口実に、このところ再三再四娘が週末にわが家へやって来ます。娘が動けば4歳の孫朋樹と生後4ヶ月の孫尚樹が一緒について動くので、週末のわが家はまるで蜂の巣をつついたような賑やかさです。子ども4人の子育ても終り、就職してしばらくの間わが家から通勤していた次男もわが家から出て独立したため、憧れの夫婦水入らずの静かな暮しを勝ち得ていただけに、静さと賑やかさの落差に戸惑いながらの対応です。それでも孫の泣き笑いする声はいいもので、来る前には何となくソワソワして浮き足立ち、帰ると疲れがドッと出て寂しくなるのです。

 来月には5歳の誕生日を迎える朋樹は、双海での暮らしも随分馴れて、おもちゃもちゃんと双海用と松山用とに自分で使い分け、勝手知ったるような雰囲気で振舞うのです。特にお気に入りは人間牧場で、おじいちゃんの私と二人で秘密の部屋まで用意しているのです。

 先週の金曜日には明くる日私の自由時間を狙って一人で泊まりにやって来ました。二人で明くる日の人間牧場での遊びを画策し、夜はその計画を話しながら二人で寝ました。今回はドングリ拾いとドングリ駒作りがメインのプログラムなのです。

 土曜日は天気も良く二人でトラックに乗り込み人間牧場に出かけました。先日近所の農家西嶋さんからブドウを沢山頂いていたので、お菓子のおすそ分けをついでに持って行きました。運良く西嶋さん宅の5歳くらいな孫娘さんがいて、飼っているウサギを見せてもらいました。朋樹も興味があるのですがウサギの元気さに圧倒されて飼育小屋に入って抱きかかえることができず残念がっていました。

 ドングリは人間牧場の隅にあるクヌギの木の下でいっぱい拾いました。今年はまだ戸外は汗ばむ陽気で上がり蚊がブンブン飛んで容赦なく襲い掛かってきます。朋樹も美味しいのか随分蚊に刺され、持参した虫刺され用ウナクールの世話になりっぱなしでした。

(ウッドデッキの背もたれ椅子に体を沈め、捕まえたカマキリを虫篭に入れ、ご満悦にくつろいでいます)

(人間牧場は遊びの宝庫です。カズラで冠を作ってやると、「大様だーとはしゃぎまくっていました)

 空は何処までも晴れわたり、初秋の風が心地よく吹いて、遠望もいい眺めでした。

(カメラが変わって深度のあるかなりいい写真が撮れました)

(この景色を独り占めしようと風呂を沸かし、五右衛門風呂を孫と二人で楽しみました。まるで秘境の隠れ家温泉とう感じで、孫はとてもうれしそうでした)

 

 帰ってから二人でドングリ駒を5つばかり作り居間の机の上で回しながら遊びましたが、買ってもらった既製品の遊びよりカマキリもドングリ駒も孫には興味があるようでした。

  「ドングリが ちょっとの工夫 駒になる 金もかけずに 遊び見つける」

  「カズラ取り 孫の頭に 冠を 大様なった 気分ではしゃぐ」

  「虫篭に カマキリ入れて 得意顔 触れないくせ 人に自慢を」

  「いい湯だな 二人の秘密 風呂の中 ♯海は広いな♭ 思わず歌う」 

[ この記事をシェアする ]

shin-1さんの日記

○子どもの声の響き

 今日は金銭教育の指定校である三津浜幼稚園に出かけました。愛媛県金融広報委員会の金融広報アドバイザーをしているので、県教委の指導主事さんたちと研究の様子についてアドバイスをするのが目的です。この幼稚園への訪問はこれで3度目ですがまあ賑やかなこと、午前9時半から僅か2時間ほどの授業参観でしたが、帰った後も子どもたちの声が耳と頭に残音として蘇えってくるほどでした。でも少子化で子どもの数がどんどん減っている時期だけに、子どもの声はいつ聞いてもいいものだとしみじみ思いました。

 今日の研究メニューはお買い物ごっこを通して様々なことを学ばせようとするものです。この日のために先生たちは教案を練り子どもたちと一緒に準備を進めていました。3歳児、4歳児、5歳児と発達段階に応じたお店屋さんを子どもたちのアイデアを重視しながら作っていました。マクドナルドやお寿司屋さん、それに長浜ラーメンの店まである凝った内容でした。自分たちで売り子になったり、買い物客になったりしながら、自分たちの作った紙のお金で買い物をするのです。まあ売り方の上手いこと、何処で習ったのか分らぬほど言葉巧みだし、それでいてお勘定がまるで合わないミスマッチに大笑いしながら見学しました。子どもの中には1年ぶりの再会だというのにちゃんと顔を覚えていてくれた子どももいて驚きでした。

 1年半前にこの幼稚園が金銭教育研究校に指定を受けた時、これからのプログラム立案のアドバイスをするため訪れたましたが、あれから僅か1年半だのに教師の先生方の成長と進化に内心驚きました。

 ①ものを大切にすることを学ぶ

 ②自分の物と他人の物の区別を学ぶ

 ③欲しいものをすべて手に入れることはできないことを学ぶ

 ④約束を守ることを学ぶ

 ⑤当番したり、人の役に立ったりする楽しさやうれしさを味わう

という、幼児につけておきたい5つの学びがしっかりと指導され、成果となって現れているのです。子どもは親と教師と友だち、それに社会から様々なことを学びます。幼稚園では教師と友だちからの学びでしょうが、とりわけ教師の金銭教育的変容が大きく左右するのです。行動といい、発言といい、いい進化を遂げていました。

 発言を求められたので私は木に例えた話をしました。3歳児は木、4歳児は林、5歳児は森だと表現しました。金銭教育も一年目は木でしたが2年目の今年は林に成長していました。指定校研究は2年で終わりますが終わった時自立の森にならなければなりません。子どもは木的存在です。先生はさしずめ林でしょう。木の子どもと林の先生が集まって森という幼稚園全体になります。

 「三つ子の魂百まで」という言葉通り、金銭感覚を持って生きることの意味をお店屋さんごっこという遊びを通して学んだいい一日でした。

 追伸 私は9月30日に再びこの幼稚園を訪問し、参観日に金銭教育に関する講演会で講演する予定です。

  「蜂の巣を 突付いたような 子ども声 耳と頭に カルチャーショック」

  「一年も 会わぬに子ども 覚えてる 偉いもんだな 俺など出来ぬ」

  「子育てと いいつつ実は 親育て しっかりせねば 子ども教える」

  「勿体なー 子ども連発 うれしいね 物を大事に しながら遊ぶ」  



[ この記事をシェアする ]