shin-1さんの日記

投稿者: | 2007年10月25日

○名残の切符

 今朝背広のポケットから名刺入れを取り出して整理をしていると、中から2枚の切符が出て来ました。2日前長崎県へ行った時のものです。新幹線や特急を乗り継ぐとキセルの真ん中は渡す必要がないため手元に残るのです。一枚は行きの博多までの切符、もう一枚は諫早から博多までの指定席特急券なのです。旅に出ると何かの思い出を残したいような心境になるものですから、捨て切れず大事にとっていますが、やがてゴミ箱へ捨てられる運命なのです。

 若い頃は滅多に特急や飛行機に乗らなかったため、アルバムを整理する時一緒に貼れば楽しい旅の思い出が出来るだろうと、わざわざ改札口で駅員さんにお願いし再利用しない証明の印まで貰って持ち帰っていましたが、それもいつの間にか止めてしまったため、束の間のたしなみ程度に数日間机の上に置いて眺めているに過ぎないようです。でもこの切符にはマジマジと見ていると面白いことが沢山書かれていて、歴史の生き証人のような気がして、今朝は写真に撮りブログの記録に残す事にしました。まるでよくテレビでやっている火曜サスペンス「特急かもめ殺人事件」のような魅力があるようです。

 まず諫早から博多までの指定券ですが、今頃の切符は良くできていて、乗車日10月22日、乗車時刻15:10発、17:00分着と到着時刻まで小さい文字ながら出ています。指定席は3号車15番D席で禁煙マークが付いています。そして乗車確認を示す車掌さん検札の赤いスタンプが判読できないほどの無造作に押され、10月22日に乗車したことを証明しているのです。つまりこの切符は全国では毎日何百万人もの人が切符を買い求め、列車や飛行機を利用するのでしょうが、私だけのとっておきの歴史の生き証人とでも言うべき一枚なのです。

 私は普通は自由席を利用します。指定席やグリーン席は自分の性に合わないような気がするのです。レッsyが車での待ち時間をプラットホームで自分の順番を待って並んでいるのがとてもワクワクするからです。結果的に席が確保できず立たなければならなくなっても、多少疲れはしますがそれはそれとしていい思い出になるのです。最初から席が指定され、時には講演の相手がグリーン車の切符まで用意して送ってくることがあり、グリーン車の乗客が私一人何てこともありましたが、何故か寂しく不安な気持ちになるのです。

 「旅は道連れ世は情け」です。旅先の列車の中で席を同じくした方々と「どちらまで」「どちらから」「へえー」「あそこへ行くのはこんな方法があります」「あそこへ着いたらあそこは絶対見た方がいいですよ」何て方言で交わす言葉が楽しいのです。時には名刺などを交換し未だに文通している人だっているのですからいいものです。

 諫早から乗った特急かもめは、天気も良く比較的空いていたので、車窓から眺める景色に興味があって、博多に向う右側車窓には諫早の干拓地、右側には刈り取り真っ最中の稲穂が揺れていました。デジカメを持って右や左の空いた席へ移動して車窓の景色を追うのも楽しみです。また今回の旅のお供に持参した一冊の本を読みながら過ごす列車の旅は楽しいものとなりました。



 諫早から出発した特急かもめは、途中の肥前山口で前着の佐世保から来た特急みどりとドッキングするのですが、残念ながらその列車の到着が7分遅れ、私たちの列車は駅の構内に入れず信号待ちを7分も余儀なくされました。このままだと博多で4分の乗り継ぎ時間しかなにため、遅れるのではないかとやきもきしましたが、結果的には博多で私たちの列車到着を待っていて出発となりました。列車から降りてホームへ走るスリルは何ともいえないもので、これもいい旅の思い出でした。

  「一枚の 切符に残る 思い出に 浸る余裕の 朝を迎える」

  「この切符 残しておきたい 心境に デジカメ撮って ブログ書き込む」

  「目に浮かぶ 旅路思い出 蘇り 今度は妻を 連れてやりたい」

  「指定席 乗る人日経 普通席 乗る人エロ本 少し格差が」