shin-1さんの日記

投稿者: | 2007年10月24日

○その犬の名前は花子だそうです

 今日は水曜日なので、愛媛大学法文学部非常勤講師として「地域振興とまちづくり」の講義日です。学生の前で教えるようになって早くも4年間が過ぎ、性懲りもなく5年目の教壇に立っています。大学に通うようになって思うのですが、水曜日の来るのが早いこと早いこと、あっという間に「えっ、早水曜日か」と思うのです。私は夜間主の学生に教えているので、秋が深まるこの頃になると夕闇迫る頃大学へ到着するように出かけるのです。5年目ともなるとすっかり慣れて、これじゃあいかんと「初心忘れるべからずと書いたノートを持って、いつも初々しい気持ちで望むようにしているのです。

 私が大学に通うようになって気がついた、いや気に入ったことがあります。お堅い「法文学部」という看板の下の玄関にダンボール箱で作った簡易な犬小屋があって、真っ白な犬が飼われているのです。察するにどこかで拾ってきた野良犬を買い始めたのでしょうが、今では東京上野公園の忠犬ハチ公」のように、すっかり学生の人気者になっているのです。私も名前も素性も知らないのに、何回かふたみシーサイド公園のじゃこ天を買って来て与えたことがるのです。

 玄関で何度か同じような人が餌を与えているのを見たことがあります。今日はその女性の方に出会いました。今日こそ「どなたですか」と聞きたいけれど、変なおじさんタイプの私ですから、その女性から「怪しい人」と思われてはいけないと、ついつい遠慮していました。でも気になって今日は声を掛けました。「あなたのことは存じております」と唐突に言われ「えっ」と驚きました。驚いたついでに名刺を渡してしまう図々しさで、人間牧場の話も知っているようでした。

 授業前のことだったので、話をそこそこに切り上げて授業に行きましたが、授業が終わって娘婿と偶然にも大学内で会ったため、「あの方はどなたでしょう」と聞きました。するとAさんという方で、犬の世話を献身的に行っていると紹介してくれました。

 この犬は5年前に会った時はまだ若かったようですが、もう12歳くらいになっているとかで、老化と肥満のせいか、歩く姿や反応も遅く少し気になりました。それでもAさんや学生さんに見守られて法文学部の星として門番を務めているのです。

 写真が間に合いませんでしたが、パチリ写真に収めています。動物愛護の話は微笑ましいものです。来週はじゃこ天でも持って行ってやろうかとも思いました。

  「野良犬に 生まれた運命 切り開き 今では立派な 大学門番」

  「ヨタヨタと 歩く姿は わが親父 似ているようで どこか寂しい」

  「俺だって 花子にあやかり 餌欲しい Aさん宜しく お願いね」

  「無表情 学生多い 中なれど ホッとするよな 花子の存在」

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