shin-1さんの日記

○明日は「ゲゲゲの鬼太郎」に会いに行きます

 明日は鳥取県境港市の社会福祉協議会から第30回社会福祉大会の記念講演を頼まれ境港へ行く予定です。境港といえば魚の水揚げ高が日本で一・二を争う有名な地域ですが、最近は水産関係に陰りがでて右肩下がりの感じがしています。しかし水木しげるの人気漫画「ゲゲゲの鬼太郎」をベースにしたまちおこしが評判となって、週末となると観光バスがやって来るほどの人気を博している街なのです。

 娘にその事を話したら、孫朋樹も行きたいというので、旅のお供をすることにしました。勿論妻も一緒でないと私が講演している間の子守りも必要なので私を含めて3人で出かける計画を立てました。前日は幼稚園が土曜日でお休みなので、金曜日の夕方幼稚園から帰るのを待って松山の自宅へ迎えに行きました。娘は5月に生まれた第二子尚樹の誕生以来子育てで少々お疲れモード気味なので、子どもが2日間も手元から離れながら、安心して預けられる両親とあって歓迎ムードで、朋樹はゲゲゲの鬼太郎のマンガをアニメで見ていることもあって、更にテンションが上がっていました。

 私などもその昔、「ゲゲゲの鬼太郎」のアニメをテレビで見ていることや、境港の「ゲゲゲの鬼太郎」でのまちおこしの様子を見聞きしているので、孫にその話をしてやりました。私たち世代は妖怪アニメより、四谷怪談など日本の古い化け物の話が主流で映画を見たり本を読んだりして育っています。加えて私たちの子どもの頃はまだおじいちゃんやおばあちゃんが死んでも土葬だった時代ですから、夜妖怪や化け物の話を聞くと眠られないほどの怖さがありました。夏になると肝試しなどと称して背筋が寒くなるような話を大人からいっぱい聞かされました。

 今の子どもたちにとって妖怪などは一種のキャラクター商品で遊びの対象なのです。世の中も変わったものです。

 前の晩、孫と一緒に風呂に入り、一緒に寝ました。寝ながら孫の求めに応じ「ゲゲゲの鬼太郎」の話を知っている範囲で持ち合わせたウチワを小道具に臨場感溢れるように話してやりましたが、当の本人はゲラゲラ笑って聞くだけで、怖さなど微塵もないのです。朝早い旅立ちなのでと納得させ寝かせましたが、孫の寝姿を見ていると、孫の夢の中はもう境港へ飛んでいるような感じでした。

 それにしても、最近は私も妻もお互い忙しくて、この一年間お墓参り以外夫婦で旅行することが全くなかったようです。退職して少しの間はお互いの距離を縮めようとお互い努力していましたが、最近は相次ぐ孫の誕生や年老いた親父のこともあって中々二人揃って外出の機会がなかったのです。妻は生家である八幡浜の古い付き合いの同級生が東京から帰郷していて、仕事が終わると八幡浜へ会いに出かけ夕方帰って来ました。私は今日一日休養日で孫の面倒を見ました。今日も一日夫婦すれ違いでした。明日は二人で、いや孫を加えた3人で中国山脈を越えます。

  「知らぬまに 夫婦行動 すれ違い 明日は三人 ゲゲゲの鬼太郎」

  「妖怪は おもちゃの一種 世の中も 変わったもんだ 孫の世代は」

  「下駄飛ばす 話に孫は トンチンカン 下駄さえ分らず ゲタゲタ笑い」 

  「コミュニケが 通じないまま 話する 四歳孫を 納得させずに」

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