shin-1さんの日記

投稿者: | 2007年10月1日

○10代の若者を理解するヒント

 平成生まれの若者が世の中に出て働き始めました。昭和生まれの私たちが若い頃、大正や明治生まれの人を見て随分古い時代の人だと思ったように、平成生まれの若者から見れば昭和生まれの、しかも戦前・戦中・戦後なんて言葉さえ知らない若者に私のような昭和19年生まれのおじさんなど、まるで骨董品にしか見えないのかも知れないのです。そんな私が今大学で彼らより2~4歳年を食ってる若者を前に教えなければならないのですから容易なことではありません。しかし世の中は否応なしに動き、間もなく彼らは新入社員として社会に出て働き、生産や消費の担い手として十年後の日本を背負う世代なのです。次世代の若者の特長や動向を知っておくことはマーケティングやマネージメントに関わらず、社会を作り上げてゆく上で非常に大切なことだと思うし、いくら「今の若者は」といって拒絶してみたところで、何の特効薬にもならないのです。

 最近の若者を見てコミュニケーションが下手だとよく言われますが、会って話すとそんなことは全然ありません。中にはそんな子もいるもののコミュニケーションは上手いと思います。それは多分彼らが小中学校の頃から友だちより大切な友だちとして持ち歩いている携帯電話の影響ではないかと思うのです。私たちの時代の友だち付き合いといえば目や声の届く範囲でした。ところが今の若者は驚くほど広範囲な仲間と付き合い多くの情報を仕入れ、目に見えるメールという手法や声でコミュニケーションしあっています。特にメールを通して相手がどんな事を欲しているかということを瞬時に判断出来る能力が身についているように思います。幼稚だった私たちの10代とは比べものにならないのです。ただしメールのやり取りは、対面でないバーチャルの世界なので相手に不快感を与えてもメールを切ればそれで嫌な人間関係に終止符が打てる冷たい部分もあるようです。

 インターネットの影響も見逃す訳にはいけません。自分の知らないものを知りたいというのは若者の特権です。インターネット上には大人の情報が山ほど溢れ、検索能力さえあれば大人以上に大人の情報に近づけるのですから、これはもうお手上げです。情報という知識が処理できないままで独り歩きするのです。時にはそのことが引き金になって犯罪に巻き込まれることだってあるし、親の知らない誘惑の世界が広がっているのです。

 もう一つ今の若者の影響で大きいのは漫画だと思います。私はこの10年間どんな漫画を見てきたのだろうと振り返ってみると記憶にないのですが、この10年間漫画喫茶は驚くほどの繁盛ぶりを示していますし、ベストセラーになっている漫画だってあるのです。そういえば息子の部屋に「島耕作シリーズ」の漫画本がいっぱい置いてありました。かくいう私は今漫画と書いていますが、若者は丸文字でマンガ本と書くのです。私は古いです。

 でも今の若者と話していると中々本音を見せないというのが正直な感想です。私の周りにいた自分の子どもという10代の若者も20代後半から30代前半になり、10代を学習するきっかけがなくなりました。もう少し10代の若者たちと出会って学習させてもらいたいと思っています。

  「美しき 十代なんて 歌があり 昔その気で 歌ったもんだ」

  「若者は 携帯電話 漫画本 二つの親が 教えて育つ」

  「えっ?昭和 昔明治?と 聞いた時 古いと思う 同じ思われ」

  「十代に 挨拶したら 変な人 そんな目つきで 通りすがられ」


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