shin-1さんの日記

投稿者: | 2006年9月21日

○伯耆町に招かれて

 日野川に沿って車で国道を走ると川の向こうの丘の上に大きな鬼の像が座ってこちらを見ています。「えっ、あれは何?」と最初目にした時は驚いたものでした。その像がある町は鳥取県溝口町で、鬼伝説をテーマにまちづくりを進めた町なのです。島根県境港のゲゲゲの鬼太郎とは県こそ違え鳥取と島根の県境に位置する場所なので、この地方ではよくよく鬼が好きな地域なのかと思うのも無理からぬことです。溝口町では駅や地域の小さなバス停など主だったものは全て漫画チックな鬼の形で彩られていますが、鬼ミュージアムの上に座る鬼の像は5億円もかけた本格的なブロンズ像で、車や列車で通過しながら見る度に一度は近くで見てみたいと思っていましたが、その念願かなって伯耆町での講演会に招かれたので鬼のいる丘へ登ってみました。

 鳥取花回廊に通じる道を登ると丘の上にはなだらかな広場があり旧溝口町の市街が一望できる場所に鬼様はでんと座っていました。

 それにしても大きく、それにしてもいい場所に据えたものです。今だったら考えても財政緊縮で出来ない時代ですが、作った時代はこうした遊び心が町を活性化させていたのです。合併した隣の岸本町には写真家の記念館があったり、それぞれの町がそれぞれの思いで様々な公共施設を作っているようで、その中には赤字経営の施設もあり、指定管理者制度の導入によって乗り切ろうとしているようですが、さて上手く行くかどうか心配です。

 旧友である大下室長の案内で夕闇迫る大山の麓の牧場へ夕日を見学に出かけました。牧場は5時閉店とかで、私たちが訪ねた時には蛍の光の曲が流れていました。微妙な置かれたベンチには若いカップルや若者が沢山いて夕暮れ時の風景を楽しんでいましたが、さあこれからという夕日の時刻に閉店とは何と勿体無いと思ったのは私一人ではないと思いました。

 ご覧下さいこのシルエット、何ともいえない風景です。

 ご覧下さい。夕映えに生える美しい伯耆大山の山を、この後大山が夕日に映えて赤大山となったのを、乗せてもらった車の後ろの窓から眺めることが出来ました。小雨に煙る大山、雨上がりの大山、夕映えの中の大山、そして昨日の朝5時にホテルを出た直後、朝ぼらけの中に月とともに見えた大山など、今回の旅では全ての大山を堪能したのでした。

 さて、その日の夕方7時から始まった講演会は会場は町長さんも出席されるなどほぼ満席、そして時間通りきっかり7時に会は始まりました。わざわざ大阪から帰郷して駆けつけてくれたNPO法人日本列島夕日と朝日の郷づくり協会の事務局長藤岡さん親子、江府町町議会議員の田中さんや井上企画財政課長さん、それの亡くなった宇田川さんの奥さんなど、多くの知人友人が駆けつけてくれ、旧交を温めることが出来ました。

 友人でアイモクの井上さんが「人は人によりて人となる」というように、私にとってはこうした市町村や県境を越えた交流によって培った仲間が沢山いることを今更ながらに実感した旅でした。今年中にまだ山陰路へは4回も来なければなりません。磨きをかけてしっかりパワーアップした話をしたいものです。それにしてもよく集まりました。満席立ち見ありです。

  「若松さん お久しぶりねと 握手され あなた誰?では 格好がつかぬ」

  「さあ聞いて 二時間熱弁 淀みなく よくも喋るね 自分に感心」

  「笑う人 うなずく人に 口合わせ 俺の体験 身振り手振りで」

  「俺ならば 夕映え大山 見て思う 夕日をカネに 儲ける手立て」



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