shin-1さんの日記

投稿者: | 2006年9月15日

○庭木の消毒

 今朝方、このところの雨続きで「庭木に害虫が異常発生しているようなので防除したいから手伝ってくれないか」と親父から相談が入りまました。そういえば天気予報だと明日はまた台風がらみの雨になるかも知れないとのことなので、快くでもないのですが引き受けました。誰だって消毒は好きではないのでしょうが私も消毒は極力避けてきました。でも人間と植物が共存していくためには最低限の消毒は必要かなと思いつつ、親父に付き合ったのです。このような話を聞くと何か仰々しく感じるでしょうが、私の手伝いの内容は50メートルを2本繋いだ約100メートルの消毒用ホースを、親父の消毒に合わせてただ引っ張ったり伸ばしたりするだけなのです。

 親父は消毒用機械を作業しやすく家の隅にある小屋の中に設置して、電源コイルに差込を差すだけで動くようにしています。その横にはコンクリートの1石タンクを置き、消毒液を定められた倍率で薄めて入力と出力のホースを差し込めば、勢いよく噴霧になった消毒液が出てくるのです。今日の作業は約100メートルに渡って植えられているつつじの生垣と、畑に植えられているみかん類、松・ヤマモモ・クロガネモチ・マキ・サザンカなどの庭木類、それに早めに蒔いた大根に早くも虫がつき始めたため倍率を低くしてかけました。

 88歳になった親父は偉いです。約2時間の消毒作業を一人でこなしてしまいました。近所の人がこの光景を見たらどう思うでしょうか。多分「若松さんちのドラ息子は88歳にもなる親父に消毒をさせ、自分は後ろでホースを引っ張るだけで何もしない」と言うに違いありません。私自身さえそう思ったのですから人は思うに違いありません。

 最近は消毒の残留農薬が随分世の中を騒がすようになってきました。先日も何処かの町の生産者が出荷した大葉の残留成分が検査で引っかかってえらい騒ぎとなりました。数年前には考えられなかったような話です。わが家でも野菜類は極力農薬を使わないようにしていますが、中々いい成果は出ません。ふと八百屋に並ぶあの野菜はどのようにしてあんなに立派に出来るのだろうと考えたりするのです。「嘘」と「誠」という言葉がありますが、自分が納得して自分が消毒した野菜はどこへも文句は言えません。でも買った野菜に「無農薬の有機野菜」と表示されていて、安心だと思って買った「誠」の野菜に農薬の残留成分が出るとこれはもう明らかに「嘘」としか言いようがありません。農薬は見た目には何ら見えないものですから騙そうと思えば騙せるし、その騙して高値で売れるのでしたら人をだまして自分が儲ける立派な詐欺罪なのです。

 消毒が終わってホースや機械類を片付けやっと一段落、風もなく雨の前の穏やかな天気で消毒できたと親父は喜びを隠しきれないようでした。これで後は冬を迎える年末に防寒用のマシン油をかけて一年が終わります。庭が広く庭木も沢山植わっていて剪定や草削りという夏の作業も大変だったのだろうと、少し疲れが出てきて体の調子を崩しそうになった親父を見て、心の底で労わりの気持ちを持ちました。

 さてこれらの作業は、88歳という親父の年齢を考えるともうそこまで代変わりの時期が来ているのです。はてさて、私は親父のようにただ黙々とこれらの作業が出来るかどうか、今から深いため息が出ています。妻曰く「お父さんなら大丈夫、おじいちゃんの子供ですから」だって・・・・・。褒められたような気もするし、「あんた頑張んなさいよ」と叱咤されているようにも聞こえました。

 早くも夕方雨模様、945mbの大型台風が宮古島付近を北上しており、本土をうかがっているようです。長雨や大雨が心配です。明日は私が自治会長をしている灘町区の敬老会です。大した雨にならなければよいのですが・・・・。

  「消毒で 虫を殺すが 消毒に 強い虫たち 更にはびこる」

  「虫殺す 消毒液を 体浴び それでも長生き 親父ロボット」

  「消毒を すればてき面 蚊と蛾減る 自然を殺す 俺は罪人」

  「青ジソの 葉っぱ虫食い 太い穴 だから安全 言い聞かせ食う」

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