shin-1さんの日記

投稿者: | 2006年9月14日

○雨の四万十市西土佐界隈・中半地区(20-14)

 このところの四国地方は秋雨前線の影響で雨続きです。まだまだ残暑が残って高温なため洗濯物が乾かないなんてことはありませんが、それでも毎日配達をしなければならない郵便局員さんや新聞配達、牛乳配達などに携わる人たちにとってはカッパを着用しなければならず、カッパを着用すると熱がこもって汗をかき、うんざりといった感じで「よう降るなあ」と道行く人に声をかけながら通り過ぎて行きます。

 高知県は四万十川や仁淀川、鏡川、安田川といった名だたる大きな川があるだけあってよく雨の降る地域です。太平洋に面しているため台風の通り道になっていて、前線などの影響もあって半端じゃない雨がどんどん振ります。瀬戸内海地方のような年間降雨量1200ミリ程度の雨とは訳が違うのです。私のように高知県に足繁く通う人間ならそんな雨に一度や二度は遭遇し悩まされた経験を持っていることでしょうが、かくいう私も南洋のスコールに似たでかい雨粒の洗礼を何度か受けたものです。

?さて今回の会場は中半集会所ですが、これに先立ち高知県境に位置する民宿金毘羅に立ち寄りました。あいにく女将の井上茂子さんには会うことが出来ませんでしたが先日留守だったご主人がいて、四方山話に花を咲かせた後知人から頼まれた9月22日の宿泊予約を済ませ民宿金毘羅を後にしました。それから先日口屋内での集会の折民宿舟母の女将さんにウナギをご馳走になっていたので、いつも気にかけてもらう義理は返さねばならないと思い少し急いで役場を通り過ぎ、20分以上もかかる曲がりくねった細い道を一目散に車を走らせました。というのも出掛けに妻が秋獲れの綺麗な煮干しが手に入ったので手土産代わりに持っていくよう用意してくれたからです。夏のシーズンも終わり、ましてやこの雨ですから泊り客もいないのではと思いきや、民宿舟母はちゃんと泊り客がいて若女将もご主人も夕食の準備に追われていました。女将も子どももいて何かと賑やかな、それでいてホッとするような雰囲気の民宿舟母でした。

 西土佐が川の街だと思うのはカゲロウの存在です。いつだったか夏の終わり頃西土佐村でカゲロウの洗礼を受けたことを覚えています。集会が終わって深夜に車を走らせていたらカゲロウが先も見えぬほどに飛び交い、視界をさえぎって車が走れないのです。その様はまるで冬のボタン雪のようでにとても幻想的でライトに映えるカゲロウの飛ぶ姿は今も心の中にしっかりと焼きついているのです。私はそれまでカゲロウという言葉は知っていましたしカゲロウとは炎暑の夏に地上の道路や物体がゆらゆらと揺れて見える状態をいうのだとばかり思っていました。カゲロウという動物の存在は知りませんでしたから驚いたの何のって、言葉では言い表せませんでした。季節が変わりつつあるのでしょうか、前回の岩間と今回の中半は特に多いようで、岩間ではカゲロウが卵を産み付ける様子まで観察することが出来ました。今回の中半では集会所の前の道路がうっすら白くなるほど電球下にカゲロウが落ちていました。

 中半の集会所には、失礼な言い方ですが予想以上に多くの人が集まっていました。区長さんはかつて役場の職員だった人で、教育委員会に務めていた方らしく私の話も何度か聞いたと集会前の雑談で話をされていました。

 一通りの講演が終わって短い時間ながら質問がありました。ボランティアで国道沿いの花づくりをしているそうですが、「そんな銭にもならぬことを何故しよるのか」と冷めた言葉を浴びせられたりするとのことでした。これこそ田舎の「手を引っ張らず足を引っ張る悪い癖」でしょう。私は私自身が体験した同じような罵声を紹介しながら、それでも「頑張れば死んでから天国へ行けるから頑張って」と笑い話をしてあげました。私の町だって「花より団子」の人が殆どでした。でも諦めもせず率先垂範した結果、今では県下でもトップクラスの花のまる町に変身したのです。多分このおばちゃんだけでは苦労は水の泡になる可能性があります。こうしたおばちゃんの善行を認め讃え支援して輪を広げるのは行政の大きな仕事だと思うのです。花に心を動かすような心優しい行政マンが欲しいものです。かつての私のような・・・・・・。

 花はこれからのまちづくりの主役だと思います。閏住の菜の花、下浜の水仙、シーサイド公園の芙蓉、潮風ふれあい公園のアジサイ、高野川駅のつつじ、海岸国道の桜やツワブキなど、指折り数えても双海町の季節の花々は多くて、今では町の救世主となっているのです。頑張れおばちゃん。しっかりしろよ元役場(市役所)、。心動かせ役場職員(市役所)。

  「カゲロウが 飛ぶ夜四万十 幻想の 雨シトシトと 肌を濡らして」

  「西土佐に あっけらかんの 元気あり ほっとするよな しちゅうやっちょる」

  「手土産に 栗をいただき 秋を知る 山里暮れて 明かりぽつぽつ」

  「雨煙る 四万十川に 川舟の ひっそりつなぎ 気配もなしに」

 

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