shin-1さんの日記

投稿者: | 2006年9月12日

○酔芙蓉の咲く頃

 双海町の町内には私が在職中特にこだわった花々が、多くの町民に守られながら今も季節の香りを漂わせながら美しく咲いています。季節は夏から秋へと変化をしつつありますが、花はどのようにして季節を感じるのか分りませんがちゃんと季節を知って咲くのです。百日紅の花が終わると双海町の海岸線には普通の芙蓉と酔芙蓉と呼ばれる2種類の花が咲きます。特にシーサイド公園の国道ドハには酔芙蓉、対岸国道ドハには芙蓉が今を盛りと咲いています。

 この花は本郷三島神社の鳥居付近に亀の森のおばちゃんたちが挿し木や播種によって増やした芙蓉です。この花にはピンクと白の2種類の花がありますが、可憐で何とも穏やかな色をして咲き道行く人の目を楽しませてくれます。シーサイド公園の対岸国道ドハは下側の写真のようなピンク一重咲き系ですが、白もピンクも清楚で綺麗です。

 実は写真を撮り忘れて、明日の朝撮りに行って載せようとしているのが酔芙蓉なのです。

この花が酔芙蓉の花です。

この花が昨日咲き終わった後、萎んだ酔芙蓉の花です。上の写真と見比べると、これが同じ花だとは誰も思いません。

 花は八重咲き系でこの花に私は勝手に「夕日花」と名前をつけました。何故かというと酔芙蓉の花は朝真っ白で、昼過ぎて夕方になると白い花が薄淡いピンクに変身し、夜には真赤になって萎むのです。その姿はまるで太陽の一日の変化を見ているようで、特に夕日を売りにしている双海としては夕日にちなんだ物語には格好の花だったのです。この花も随分馴染みの花になって私の作戦が当たったのかNHKが晩夏の季節の話題として全国中継したほどなのですから面白いものです。

 水仙、菜の花、アジサイ、桜、つつじ、つわぶきなど双海町を代表する花は多いのですが、その花一つ一つに思い出や物語が込められ懐かしさが甦ってくるのです。

 シーサイド公園付近の国道バイパスがついたとき、土木事務所からどんな植栽をしたらよいかまちづくりを担当していた私に相談がありました。私は芙蓉を植えてくれるように頼んだのですが、土木事務所も国道沿線に芙蓉を植えた経験がなく、「それは草ですか」と尋ねたほどでした。それでも私の言い分を聞いてくれ、ドハにブロック花壇を作ってくれ扶養の小道として整備をしたのです。最初は手入れをする人もなく、5年間は私の家族で手入れをしましたが、結局は太って追いつかず、役場の人に手伝ってもらったこともありましたが、今は地元の人が手伝って手入れをしてくれています。

 花は美しいのですが手入れが大変で、花作りは置くが深いなあとしみじみ思っています。

 数日前閏住では菜の花畑の草刈を地区総出で行っていました。下浜の水仙畑も野焼きの煙が上がっていました。そろそろ来春に向けて花の準備が水面下で行われているようです。

  「芙蓉花 夏の終わりを 告げるよに 一際大きく 一際綺麗に」

  「芙蓉にも 話し数々 思い出す それは草かと 言いつつ植えた」

  「鉄道の ドハは早くも 草を刈り 春花咲くを せっせと待ちぬ」

  「花も見ず スピード上げて 通り過ぎ どこへ行くのか そんなに急いで」

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