shin-1さんの日記

〇長男息子家族の引越し

 昨日は4月29日昭和の日でしたが、かねて予定していた通り長男息子家族4人が私たちと同居をするため引越しする日となりました。娘も長男の子ども二人の子守をするため二人の子どもを連れて里帰りしてくれました。サカイという引越し業者さんの都合で息子夫婦が荷物と共にわが家へ帰ってきたのは午後5時近くになっていました。荷物を積んだ大型トラックは入り口が狭いためわが家の敷地内に入ることができないので、下の道を通行止めにして荷物を運ぶのですが、テレビのコマーシャルは見ていたものの、引越しに縁遠い私は引越し荷物を運ぶ様子を目の当たりにするのは初めてなので、そのきびきびした姿に感動しました。

shin-1さんの日記
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 大きな家具から小さい玩具や自転車まで大小さまざまな荷物が運び込まれました。まだ台所のシステムキッチン工事が東日本大震災の影響で入らないため、とりあえず台所用品は全て入り口近くの応接間に入れました。冷蔵庫は置く場所がまだ決まっていないので、見苦しいのですが玄関先へ置いているのです。荷物運びは6人の従業員で2時間ほどかかりました。また引越しの条件の中に入っている2台の空調設備の据付も同時進行で行われ、やっと辺りが薄暗くなり始めた午後7時過ぎに荷物の運び込みを終えました。

 引越しのさかいでは10分間サービスというのがあって、引越しをした人の要望に応えて奉仕をしてくれるらしいのです。わが家ではシステムキッチンを入れるため不要になるであろう、食器棚を私たちの部屋へ移動してもらうことにしました。

 そのため私は一昨日の午後食器棚の中の食器類を、モロブタに入れて外の倉庫に仮置きするため取り出して運びました。その数と重量は相当なもので、足や腰に堪えてしまいました。全てを動かしたころ妻が仕事から帰り、驚きながら褒めてくれました。その重い食器棚をいとも簡単に移動してもらった皆さんに感謝しました。

 この一週間私たち夫婦は息子たちの引越しの日に照準を合わせて毎日夜遅くまで押入れやタンスなどから道具類を引っ張り出し、大掃除や整理に明け暮れました。幸いこの一週間ほど私が手伝いをすることができたため、妻の指示に従って、不用品をゴミ袋に入れたり焼却処分にしたり、中には処分できないものは大工さんに処分費用を出して持ち帰っていただきました。その量たるや大変なもので、結婚以来、自宅を新築以来最初にして最大の大掃除・整理整頓大作戦となりました。

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 孫たちはまだマンションを引っ越したことが分からないようで、引越しそばを食べに伊予市のそば吉へ午後8時過ぎに家族で行きましたが、「松山へ帰りたい」とうわ言をいいながら疲れたのか帰りの車の中で眠ってしまい、風呂も入らずに夢の世界へと旅立ちました。

 連休明けからは孫もここから保育所へ通園します。昼間畑の草で頭飾りを作って遊んだり、夏みかんをもいで食べたりと、早くも田舎暮らしモードになっています。腕白でもいい、逞しく育って欲しいと願っています。育爺の役割をこれからじっくり果たしてゆきたいと思っています。


  「待っていた ついにその日が やって来た 息子ら家族 引越し帰る」

  「孫はまだ ここで暮らすと いうことを 知らないらしく 帰る帰ると」

  「田舎ゆえ 田舎の遊び教えたい 孫も喜び イキイキしてる」

  「引越しの 荷物運んだ 人たちが たった10分 奉仕サービス」

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〇大栄の案山子に思わず「ウフッ」

 双海町のあちこちの集落も過疎化と高齢化と少子化が同時に進行し、限界集落と準限界集落がどんどん増えて、このままでは10年後どうなるのだろうと思うと不安でなりまりません。私のように灘町という300戸近くの集落に住んでいてもドーナツ現象で、独居家庭や空き家も目立ってきました。

 私はいつも「今が適正」と思っていますから、適疎、適高齢、適少子だと現状を受け入れているものの、少し知識のある人はやれ「行政や議員、市役所職員は過疎や高齢化や少子化を見て見ぬふりをして、何もしないのはなっとらん」などと、不満の糸口を税金で給料を貰っている人たちに向けているようですが、そういう人は何もせずただ人を批判ばかりして、寂しく一生を終えるのです。私はそうした人を見るにつけ、少し腹立たしさを覚えながら、「それ程言うのならあなたがしたら」と言ってやりたい心境になるし、「あんな人にはなりたくない」と、自分でできることを少しずつ仲間を増やしてやっているのですが、私も時には元役場職員、元教育長という剥がれかけた古いレッテルがあるばかりに、その人たちの批判の対象にされているようです。

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 一昨日旧広田村へ講演に中山回りで行く途中、大栄という集落を通りました。ご多聞に漏れずここも限界集落なのですが、そのさらに奥には「奥大栄」という集落があって、ここはもう廃集落寸前になっているようです。「大栄」の集落を通ると道沿いに突然異様な光景が見えてきました。それは集落内のいたる所に置かれている案山子なのです。案山子といえば秋の実りのころ田圃に立って、雀やカラスの脅しに使うものですが、この集落では何人かが案山子を作って楽しんでいるのです。

 案山子で町おこしをしている話は聞いていたし、何度かこの道を通りましたが、置かれている案山子は暫く見ない間に随分バージョンアップしていました。嬉しくなって広い道沿いに車を止め、失礼ながら車の中から手持ちのデジカメで2~3枚写真を撮らせてもらいました。案山子さんの肖像権があるようでしたら「ごめんなさい」。


 それにしても何処で習ったのか、案山子はどの顔も表情が豊かで、思わず「ウフッ」と顔が緩んでくるようでした。今年は警察のアンダー作戦にもかかわらず交通死亡事故が多発し、非常事態宣言が出る程で、案山子で交通通安全を訴える姿はさすがだと思いました。

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 あちらこちらに置かれている案山子を見て、私はこの集落の人に感心しました。この集落では谷間に鯉幟をあげたり、沿道に花を植えたり色々な自分で出来る地域づくりをしています。先日もこの集落の市会議員さんが中心になって、翠小学校で学校の将来を考える講演会が行われました。色々言う人もいますがやらないでやれないという人よりは、まず一歩踏み出してやることは地域づくりの基本なのです。

 過疎を嘆くより案山子を増やして住民票を与えれば、それこそ人口急増です。そんな開き直ったパロディーが必要なのかも知れません。地域づくりにとって何より大切なのは、やっている人たちが楽しいと思うことなのです。


  「ドライブの 途中道端 案山子たち 交通安全 一役かいて」

  「どんな人 作ったのだろう 思いつつ 案山子に会釈 しながら通る」

  「嬉しいね こんなパロディ 持った地区 地域づくりは こうでなくっちゃ」

  「県警の 本部長さん 物申す 交通安全 案山子表彰」  

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