○私も北欧フィンランドの暮らしをしてみたい
北欧フィンランドでは短い夏を惜しむように日光浴をするのだそうです。うだる様な暑さの日本では考えられないような習慣でしょうが、休暇は湖畔や海辺の別荘で過ごすのが定番と聞けば、働き蜂の日本人には何とも羨ましく、「それはお金持ちのすることでしょう」と勘ぐりたくもなるのです。しかしフィンランドの人はごく普通の人でも電気や水道もない自然の中に小屋を立て、薪割りや魚釣りを楽しむようです。
ここまで書くとごく普通の金持ちでもない私だって、人も来ないような不便な場所にまるで隠れ家のような小屋を立て、週末や休暇どころかサンデー毎日の空いた日には殆ど、小屋に出かけて草刈をしたりミツバチの世話をしながらリフレッシュしているのですから、あくせく働いている人から見れば何とも羨ましい三昧な暮らしなのです。でも私の場合は小屋を作り始めて6年目になりますが、まだ小屋での遊びを楽しむところまでは到達してなく、しかも小屋は来客や研修に使っているのですから、少し使う方法を考えなければならないようです。
(ただ一人、背もたれ椅子にもたれて転寝を楽しむ「うーん幸せ」)
今日も、明日から2日間愛媛大学農学部の学び直しスキルアップの研修会が2日間、人間牧場で行われるため掃除に出かけました。私は農学部の客員教授をしているので、二日間で15時間の集中講義をする予定です。本当は二日間とも人間牧場の予定でしたが、カリキュラムの都合で二日目は、大学の涼しい部屋での講義になっているようです。
今日の人間牧場は風もなく穏やかでしたが、その分温度が高く掃除や周辺の草刈で大汗をかきました。この分だと座学を基本とする明日の講義は、学生にとってはかなりきついかも知れませんが、まあこれもいい経験だと思えば、思い出に残るのです。
明日は旧友であるちろりん農園の西川さんが世話役で4~5人人間牧場へ泊めて欲しいと依頼がありました。西川さんはフィンランド人とよく似た暮らしをしていて、金をかけない遊び心も旺盛な人なので、大いに楽しむものと思います。私も仲間に加わりたいのですが、明くる日の講義があるため、人間牧場を西川さんに明け渡して帰らなければなりません。
「晩飯や朝飯はどうするのだろう」と不安になってきました。まあ西川さんのことですから自給自足をすることでしょう。
「夏短か フィンランドの 人のように 三昧暮らし したいけれども」
「明日のため 額汗して 牧場掃除 ゴキブリ二匹 追い掛け回す」
「背もたれに もたれ転寝 ウトウトと 自動シャッター しっかり写る」
「明日は又 人が沢山 集まりて 自慢の喋り 朝から晩まで」